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すべての大会で勝利を狙うメンタリティの発露と、タテに速く奪って攻める戦い方の実践。収穫が多かった沼津戦の勝利【2024 天皇杯1回戦 Pick Up】  

 

攻守に躍動した石田崚真。©Kaz Photography/FC GIFU.


 上野優作監督は天皇杯1回戦、アスルクラロ沼津戦の内容について「まだまだこれから」としながらも、ゴールシーンの石田崚真に好転していく兆しを見出していた。
 
「石田選手は今週、タテというところをすごく意識して表現してくれました。そういった、動きが少し戻ってきたかなというのは収穫だと思います」
 
 全員が活発なプレーを心がけていたが、特に石田は際立っていた。味方を追い越して最終的に背後のスペースへと出ていく動き、相手のドリブルを刈り取るかのようなディフェンスなど、攻撃でも守備でもよく走り、ハードワークを貫いていた。
 
◆田口裕也が走っていたことがゴールに結びついた
 
 ほかにも球際で激しく競る荒木大吾、相手との接触をいとわず高さと強さで勝っていく田口裕也などに、闘う姿勢が見てとれた。ピッチ上の全員がこうした方向性でプレー出来れば、強いFC岐阜へと近づいていくことが出来るだろう。
 

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