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Y.S.C.C.横浜の強気と思い切りの良さに上回られたFC岐阜。バランスの先にある強さを身につけたい【Report/2023 J3第20節 YS横浜vs.岐阜(AWAY)】

 

後半24分から出場、ゴールに迫った田口裕也。©FC GIFU


 7月30日、FC岐阜はニッパツ三ツ沢球技場でJ3第20節に臨み、Y.S.C.C.横浜と対戦。0-1のスコアで敗れた。最少失点に抑えた内容であり、これまでの試合運びを考えれば最低限引き分けにしたい展開だったが、最後まで1点を奪うことが出来なかった。

 後半21分に失点して危機感を強めた岐阜の選手たちは以後、ピッチを広く使い大胆なプレーでゴールをめざした。しかしやはり、これは順序が本来あるべきものとは反対。アディショナルタイムを含めて約30分間はあった反撃の時間を前半に持っていき、最初から仕掛けて先制点を奪い、その後バランスをとって失点を防ぎながらカウンターで追加点を狙い、やむをえない1失点があっても損失をそこまでに抑えて2-1で勝つ。シーズン前半戦はそういった試合運びが出来ていた。

 YS横浜は岐阜の選手が自陣ボックス内にいても強気でゴールキーパーからビルドアップをおこない、フォワードはオフサイドラインを把握しながら左ニアゾーンに突撃して思い切りの良いシュートを繰り返した。慎重に試合を進めようとした岐阜は、YS横浜の勢いに上回られていた。バランスをとってロースコアで試合を安定させることも大事だが、やはり勝負をかけて闘う姿勢がないと勝点を獲れない。技術、戦術の向上も求められるところではあるが、まずは意識の面での再点検もおこなっていきたい。

◆出来ることを追求したYS横浜

修正点を明らかにした上野優作監督。©FC GIFU

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