柏木陽介、約8カ月ぶりのJリーグ復帰。FC岐阜の成長を加速し、補う心強い存在へ【Special Report 02/2023 J3第11節 vs.富山】

この富山戦では左ボランチを中心にプレー、状況により左サイドに出ることもあった柏木陽介。©Kaz Photography/FC GIFU
2022年10月2日のJ3第27節福島ユナイテッドFC戦で負傷、翌日の手術後、右アキレス腱断裂で全治約6カ月の見込みと診断された柏木陽介が、5月28日のJ1第11節カターレ富山戦で34週間ぶりのJリーグ公式戦復帰を果たした。8カ月近くもの間ピッチを離れていたのは、もちろんキャリアを通じて初めてのことだ。
上野優作監督は練習試合で実戦形式を経験し、さらに今週の練習で良好なパフォーマンスを示したことで、富山に押し込まれた後半、ゲームを落ち着かせるために投入したことを明らかにした。ボランチで先発した2枚をピッチに残しつつ、左サイドハーフの村田透馬に替わって入る柏木を基本的には左のボランチに置くかたち。攻撃面の良さを出すことが出来たと、上野監督は評価していた。
今シーズンの岐阜は両サイドハーフが同時にワイドに張り出すこともあるが、どちらか一枚が中に入る時間帯も珍しくはない。プラスアルファの厚みを出すために柏木を送り込み、融合させる素地があったことも、スムーズな復帰の助けとなったのかもしれない。スタートからのいい流れを途絶えさせないプレーぶりで勝利に貢献出来たことは、チームとしても明るい材料になるだろう。
◆自分がチームの良いアクセントになっていけたら
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