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Jクラブ勢と戦う前に立ちはだかる新潟県代表の壁。昨年度インカレ準Vの強豪との激闘は必至【天皇杯1回戦 vs.新潟医療福祉大学 Previewぷち★ぎふ/無料コーナー】

 

天皇杯予選で公式戦初出場を果たした横山智也。1回戦のメンバー入りを目指す。©FC GIFU


 5月20日、FC岐阜は長良川球技メドウで天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 1回戦に岐阜県代表として臨み、新潟県代表の新潟医療福祉大学と対戦する。相手は昨年度のインカレ(第71回全日本大学サッカー選手権大会)で準優勝を果たした大学サッカーの強豪。また昨年の天皇杯2回戦では鹿島アントラーズに敗れたが、0-2の2点ビハインドで迎えた後半40分に1点差に迫るゴールを挙げる粘りを見せるなど、難敵と言わざるをえないチームだ。今週末はJ3の開催がなく直近のリーグ戦からの間隔が中5日ということもあり、1回戦突破のためにしっかりと準備して臨みたい。
 
◆前線の能力が高い新潟医療福祉大学
 
 大学勢のなかではもっとも嫌な相手と言ってもいいかもしれない。三笘薫を輩出したさぎぬまSC出身のU-22日本代表候補坂岸寛大を擁するが、加えて2トップに入る3人のストライカー、青森山田高等学校出身のエース田中翔太、FC東京U-18出身の青木友佑、九州国際大学付属高校出身の吉田晃盛が強力。田中はU-20代表候補に名を連ねることもある逸材だが、青木もFC東京U-15深川時代から得点力を買われて飛び級でユースの試合に出るなど早くから注目された存在であり、吉田は高校時代にプリンスリーグ九州で10得点を挙げて得点ランキング2位に入った実績を持っている。
 
 トップチームが北信越大学サッカーリーグ1部、セカンドチームがクラブチームとして北信越フットボールリーグ1部に参加し、それぞれ上位を走る寡占状態。天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 新潟県代表決定戦は、この新潟医療福祉大学と新潟医療福祉大学FCとの間でおこなわれ、延長戦にもつれ込む接戦となった。今シーズンの北信越大学サッカーリーグ1部は開幕から7-0、3-0、5-0の3連勝。Jクラブユース出身の新入生が14人という層の厚さが、強さの根幹となっている。大西遼太郎や萩野滉大が在籍していた法政大学もそうだが、学生とはいえ勝ち癖と勝者のメンタリティが根付いたチャンピオンチームであるだけに厄介だ。
 
 現役時代にはJリーグ初年度の名古屋グランパスに所属した秋山隆之部長のもと、中村俊輔や本田拓也を指導して桐光学園高校の黄金時代を築いた佐熊裕和監督や、桐光学園出身の元Jリーガーである井手口純ヘッドコーチなど、桐光色の強い分厚いスタッフが揃い、Jクラブ並の体制を敷いていると言っても過言ではない。具体的なプレーでは特に攻撃面、タテへの推進力、サイドの突破力、クロス、セットプレーといった辺りが気をつけるべきポイントとなりそうだ。
 
 この新潟医療福祉大学との対戦を控え、横山智也は「相手は大学生なので、プロとして常に圧倒出来るプレーを90分間していきたい」と言った。まさにいい内容で勝てるかどうかが問題となる試合だが、そのためには藤谷匠が「天皇杯も公式戦ですので、リーグ戦と同じように臨みたい。立ち上がりが大事になると思う」と言うように、カマタマーレ讃岐戦のように集中して臨めるか、落ち着いてゲームをコントロール出来るかが重要になる。
 
 上野優作監督は連敗を止めたあと「ほっとしてはダメだ。我々の目標はJ2に戻ること。勝ったことをきっかけに勝ち続けていくということをみんなでやっていこう。そのためには自分たちの上向きなエネルギーを勝利に繋げていこう」という話をしたという。
 
 横山が「プロの速さに慣れ、ある程度余裕が出てボールを持てるようになってきた。週に一回筋トレもあって体重が4kg増えた」と言うように、個々のベースアップは確実に進んでいる。チーム戦術も同様。個人としてもチームとしても成長を遂げつつあるが、それを発揮するには強いメンタルが必要。しかしその勝者のメンタリティは、公式戦の壁を一つひとつ乗り越えていくことでしか得られない。今回も大学サッカーの雄を相手に激闘は必至。2回戦で清水エスパルスと激突し、高いレベルのフットボールを体感するためにも、この1回戦を突破したい。
 
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