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守備から入り、落ち着いた試合運びで連敗ストップ。積み重ねの一端があらわれた勝利【Report/2023 J3第10節 讃岐vs.岐阜(AWAY)】

 

先制ゴールの窪田稜。チーム内得点数1位をひた走る。©FC GIFU


 5月14日、FC岐阜はPikaraスタジアムでJ3第10節に臨み、カマタマーレ讃岐と対戦。2-0の勝利で試合を終えた。後半5分、中央のレーンにパスを通して讃岐の選手を引き寄せると外が空き、右サイドに走り込んだ三國スティビアエブスがクロス。このボールに対して2トップと両サイドハーフの4人が入り込んでいた岐阜は、そのうち右から3人目の窪田稜が決めて先制。トレーニングを繰り返してきたことがうかがえる得点だった。さらにその6分後には左からのコーナーキックを田口裕也が後ろにすらし、そのボールを川上竜が折り返し、ゴール前中央にポジションをとっていた藤谷匠が頭で決めて追加点。結局、岐阜は讃岐のシュートを4本に抑え、ほぼ完璧な試合運びでリーグ戦の連敗を4で止める結果となった。
 
 課題だった前後半開始直後の集中の欠如を克服。さらに失点場面の緩さも解消し、終始安定したメンタルで粛々と準備してきたことを実行し続ける落ち着いた試合運びが貴重な白星をもたらした。
 現在のチーム状況と対戦相手の特長に合致した戦い方の選択、直近の調子や活躍の度合いを考慮した選手起用など、すべてが嵌まっての勝点3。この試合を機に、再び上を目指していきたい。
 
◆前からのプレスという選択
 

天皇杯予選でハットトリックを達成した山内寛史が先発出場を果たした。©FC GIFU

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