苦境にある岐阜と相模原、相憐れむ引き分け。どこか突き抜けない印象の根本にあるものは何か【J3第31節Match Review】
J3第31節は、公式記録ではFC岐阜の後半のシュート数がゼロという衝撃的な結果となった。ただ90分間のトータルでは相模原が6、岐阜が5であり、全体的にシュートが少ない試合展開での引き分けで、どちらかが極端に劣っていたというわけではない。両者がともに力を発揮出来なかったと考えたほうがいいのかもしれない。
薩川了洋監督が自チームについて語る内容は、そのまま岐阜の説明にしてもほとんど違和感がないものだった。
「厳しい状況で(失点を)ゼロに抑えてくれた。何回かあったいいシーンを、決めきれるものを持っていれば……最後のビッグチャンスを決めきれないのが下位の流れに入ってしまっていることをあらわしている」
「自分のためにどれだけ動けるか、アピール出来るか。チームもあるけど、最後は個人のアピール」
◆インテンシティの不足
返す刀で岐阜についての印象を求めると、薩川監督は選手個々の能力が高いことを認めながら、インテンシティの低さを感じたと述べた。
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