天皇杯2回戦終了後の横山雄次監督、松本拓也、富樫佑太、生地慶充コメント【ぷち★ぎふ/今週のショートニュース/無料コーナー/天皇杯2回戦第2報】
○生地慶充
(延長戦からの出場、何を考えて臨んだか?)
延長戦開始に投入された時点では同点ということで、最悪、失点しないでチャンスがあれば得点を狙っていくという監督の考えで投入されたと思うので、まずは失点しないというのを意識して入ったんですけど。
延長前半の最後に失点してしまい、後半、やっぱり点を獲りに行かないといけないと思っていたなかで自分のミスから失点してしまったので、自分にとっても悔しい試合になりました。
(延長前半12分の)失点までは、引いてはいましたけど、なんとか相手の攻撃を抑えて失点していなかった。(守備全体は)悪くはなかったと思いますけど、延長の失点はどちらも自分たちのミスからしたもので、失点の仕方については修正しないといけないなと思います。
(攻撃面、右からドリブルで進入していったシーンは場内もどよめいた。本来持っている、ものを見せられたのでは?)
自分の特長はドリブルでもあるのでそういったプレーを出せたのはよかったですけど,求めていたのはやっぱり結果だったので、そういう面では何も残らなかったとも思います。
(J1のチームとJ1規格のスタジアムで対戦する機会に感じたものは?)
スタジアムの雰囲気、相手もそうですけどそういった雰囲気はJ3とちがうところもありました。それが今日に関してはチームとして先制点も獲れましたし、いい意味でみんな、活性化出来ていたんじゃないかなと思います。
ただ監督も「J3とかJ1とか関係ない。勝たないといけない試合だった」と言っていましたし、まだまだ足りないところを修正していかないとJ3でも勝っていけないと思うので、そこはそういう経験、勝って学びたかったですけど、負けてもそこで学んでいかないといけないと感じました。
(個人としてもここから這い上がっていかないといけないが?)
そうですね。
自分としても今日は結果を出したかったんですけど、出せなかった自分の力不足を痛感しましたし、ほんとうに一日、一日、食らいついてやっていくしかないと思います。
○富樫佑太
「前半に2点獲っていいゲームしてるじゃん」と言っても結局負けてしまっているので、勝ち切ること、勝ちにこだわる重要性を痛感しています。
ぼく自身は復帰明けで初スタメン。得点も獲れましたし、得点に絡む部分でも内容としてはそこまで悪くなかったと思うんですけど、やっぱりもっとチャンスをつくって行きたいですし、結果的にチームが負けてしまっている。前半で3点目を決められそうなところもありましたし、その勝ちにつながるところの得点に関してはすごくこだわっていきたいと思います。
(1点目、2点目の得点のかたちがよかったが?)
そうですね。
横さん(横山雄次監督)は常に全員攻撃、全員守備と仰っていて、奪ったボールをタテにつけるとか、厳しいところにボールを入れる、厳しいところに人が入っていくということを常に仰っています。得点のシーンでは人数をかけることが出来たので、そこは狙いとしてはすごくはまったかなと思います。
(今後、個人としては?)
自分でシュートを撃ち込んだり、ラストパスを出したり中盤でちょこちょこやるのに加えて最後決定的なところに入っていく走力だったりとか、怖い選手になるためにもう少しトレーニングを積んでいかなきゃいけない部分、意識的に改善していかないといけない部分があるかなと思います。
(セットプレーのときに横山監督から5-4-1への変更の伝令をするように指示されたようだが?)
クロスを上げるガンバの選手に対してウイングバックをしっかり当てる、まずクロスを簡単に入れさせないというところで、ウイングバックをしっかり引いて4枚もセカンドボールを拾えるということで、途中で変わりました。
(ああいう守備的なプレーの多い役割のセンターハーフを経験したことはあるか?)
琉球でけが人とか出場停止の選手が出たときにボランチをたまにやったりしたことがあります。守備はある程度苦手意識はあるんですけど、攻撃に関しては前向いてつけたり不安なところはないので、そこは大丈夫かなと思いました。
○松本拓也
(多くのシュート、クロスに適応していったが?)
向こうもクロスを主体としているチームなだけあって、やっぱりボールホルダーの余裕の持ち方がちがいます。ニアもあればファーもある。ブラジル籍のフォワード(レアンドロ ペレイラ、ウェリントン シウバ、途中からパトリック)の選手も比較的ファー寄りにずっといてファーのボールが増えてはいましたけど、出るボールは出ようと。その判断はまあまあそれなりには出来たのかなと思います。
やはり試合中に適応していかないといけない。「今回出来ませんでした、じゃあこの反省を活かして次に」――だと遅いので、やっぱりゲームのなかで順応していかないといけないと、それは当然意識していました。
(延長戦は力尽きた?)
それが隙なのか……でも今日に関して言うとたぶん、隙でしょうね。失点とかは。やっぱり全部隙なので。
あれだけハードワークしていましたし、そこにはたぶん気力というか精神的な部分もあっただろうし。ちょっと自分たちで精神的に苦しくなってしまった分、最終的に力尽きたんじゃないかと感じています。
(こういう独特のシチュエーションで格上相手に多くの失点を喫する機会はあまりないと思うが、この経験を今後にどう活かしていきたいか?)
ちょっとイレギュラーなことが起きたときに、それってカテゴリーに関係なくきっと起こることで、じゃあその瞬間に自分のなかでどの引き出しを出せるのか。それを瞬間的に出せるようにもっともっと研ぎ澄まされていなきゃいけないし、その練習をしなきゃいけないなと、練習から意識してもっともっとやらないといけないなというのは、今日感じました。
○横山雄次監督 (総括後の質疑)
(今日は4-4-2を採用して、柏木陽介を使ってパスをつないで崩す戦いをしたが、この狙いは)
ふたつあって、ひとつには自分たちが中二日の連戦だったということがあって、このゲームに臨むにあたってのベスト、選手の適性を考えたということがひとつ。ふたつ目は相手とのかみ合わせで、ガンバに勝つためにというところの戦術的な狙いというところで、短い時間でしたけど少し準備して臨んだところがあります。
(このJ1のトップと戦った体感をどう活かすか?)
それはピッチで選手が感じたものがあると思います。自分たちに矢印を向けて通用した部分、通用しなかった部分について、もっとやらないといけないという捉え方をしてこの経験を次に活かしてもらいたいと思います。
(生地慶充はいいプレーもしていたが、この状況だから出来たということにとどまらず、ふだんからあのくらいやらなければいけないか?)
仰るとおりで、彼もいいプレーをしたし、逆に(ボールを)獲られて失点に絡むようなプレーもしました。このゲームを自分がどう捉えるかだと思います
J1相手にそこそこやれたみたいな顔をしている選手もいましたけれども、それではだめなので。もう負けたので、4点獲られたので。
自分ももっとやらなきゃいけない、と捉えてもらったらありがたいです。
(失点の要因は?)
ひとつは戦術的な整理、誰かがそこに足りなかったのであればしっかり修正したいと思います。
ぼくが見た限りでは個人のミスなので、個人に働きかけてという話になると思います。ただ個人のミスを個人のミスで終わらせず、チームで共有する作業はしっかりしていきたい。
(この連戦で底上げ出来たのでは?)
この試合は中二日で岐阜に置いてきた選手もいますし、そういうなかで出場機会を得た、いいプレーをした、その逆もあるかもしれないですけど、連戦で試合数が多いことのメリットとして、多くの選手を試せたことはよかったと思います。
(どのようにゲームを進められたらよかったか?)
前半で言うと2-0で終わりたかった。1失点目はスローインからのほんとうに安い失点で、ガンバさんがハーフタイムにこれからだという雰囲気を自ら与えてしまいました。
そういうなかで2失点目はコーナーキックからだと思いますけれども、早い時間帯であり、ぼくたちとしてはもう少しガンバさんを焦らせる時間を長くつくりたかったので、早い段階で追いつかれてガンバさんを楽にさせてしまった失点であったと思います。
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