三浦俊也監督「思い切ってシュートをして点を獲ってこそ攻撃サッカー」【2022年1月21日新体制・新加入選手発表会見後囲み取材コメント/無料公開】

新体制・新加入選手発表時の三浦俊也監督(撮影:後藤勝)。
──監督の仕事を引き受けた理由は。
長いことJリーグで(監督の仕事を)していなかったのですけれど、これまで15年間くらい監督をやってきて何か違うことをしたいという気持ちはありました。
Jリーグのなかで達成していないのはたとえばタイトルを獲るとか、ACLに出るということで、そういうチームを指揮したいと思っていましたけれど、FC岐阜の理念とかビジョンを考えたときに、もうそこまでめざしたいという気持ちになったことがありまして、クラブとしてそれだけのメンバーも集めるし、予算もかけると。勝ちたい、昇格したい、強くしたいチームであったことが大きかったと思います。
昨年、岐阜に加入した当初は強化部長というかたちで入り、現場をサポートしてなんとかJ2に昇格したいということだったんですけど、残念ながら昇格出来ず、後任の監督になってくれないかとオファーをされました。昨年は強化という立場にしろチームを見て足りないところをわかっていましたので、それは今回、補強に反映出来たかなと思います。
──J2昇格に必要なことは。
これひとつということはないのですけれども、まずはいい選手が必要だと思いますし、そういった選手が集まったうえでチームとして一体感をもってやれるかどうかだと思います。
シーズン中にはけが人が発生したりいろいろなことが起きますが、そこをどううまく乗り切れるか。そのためにも分厚い選手層が必要で、チームをまとめる戦術も必要です。その辺りは私の仕事だと思いますけど、やはり選手全員がひとつの方向を見るということが大事になってくると思います。
──システムはどうなるのか。
それはですね、まだ秘密で……まだ選手にも言っていなくて、ここで言うと外から聞こえてきて変な感じになるかもしれないので。トレーニング(始動は1月23日)や練習ゲームを楽しみに見ておいてください。
──会見中「主導権をとる」という言葉があったが。
「主導権をとる」とは抽象的な言い回しですが、攻撃的だとは言えるかと思います。自分自身が日本サッカーとかJリーグを見たときに特に足りないなと感じている点がそれで、ボールをただキープしていればそれで攻撃的だというようなシーンがちょっと多いなという印象があるんです。簡単に言うと「ボールはつないでいるけどゴールに行かない」というシーンが多いような気がするんですね。そうではなく、あくまでも思い切ってシュートをして点を獲ってこそ攻撃サッカーであるはずだと思いますので、得点を増やす、シュート数を増やす、なおかつボール保持率も高いにこしたことはないですけれども、そのボール保持も点を獲るためのボール保持、というのがキーになるかなと思います。
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