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秋田攻略作戦は最初の失点で瓦解。ブラジルからの使者レレウ加入もあり、今後は昇格を狙い攻撃型プランへと移行するべきか【J3第12節延期分「FC岐阜vs.ブラウブリッツ秋田」マッチレポート】

 
 10月14日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場で悪天候のため延期となっていたJ3第12節に臨み、ブラウブリッツ秋田と対戦。0-5の大敗を喫した。疲労の蓄積が少なくフレッシュな選手、身体的に強い選手、背の高い選手を先発に揃え、3バックを採用。長いボールを跳ね返すとともに一枚余る最終ラインで背後を衝かれることへの不安を減らし、順調なスタートを切った。しかし前半最後の47分にうまく左からのクロスに対応出来ずこぼれたボールを自軍のゴールマウスに蹴り込むオウンゴールという思わぬかたちで先に失点。ハーフタイムを挟んだ後半の1分に右クロスをニアで合わせられ2失点目を喫すると、崩壊は止まらずその後の18分間で3点を加えられた。
 
 この試合で出た課題の克服や、二巡目の対戦で秋田をどう攻略するかという問題もあるが、今後は昇格圏内の2位争いを見据えてリーグ戦を競ううえでの戦略の修正が求められそうだ。唯一、一巡目の対戦を残していた岐阜が敗れたことで秋田の独走は事実上確定的。秋田との順位差をひっくり返すための直接対戦成績を考慮する必要がなくなったうえ、ロアッソ熊本との対戦もすべて終えている。つまり岐阜としては秋田と熊本以外の相手に多くの点を獲って勝つことのみを考えればいい状況になった。
 
 15日には以前から獲得交渉をつづけていたというブラジル籍のミッドフィールダー、レレウの加入が発表された。第3ウインドーの時期に入って契約が成立したもので、既に練習には合流済み。前田遼一、高崎寛之、川西翔太と合わせて攻撃陣の能力を前面に押し出し、18日に控える第22節福島戦以降は3ポイント奪取に的を絞り、アグレッシブな姿勢で相手ゴールに襲いかかりたい。
 
◆3バックの布陣
 
 この日の岐阜は

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