負けなくてよかった水上の一戦。この勝点1を最後につなげるべく下を向くな【J3第3節マッチレポート】

拍手に応える甲斐健太郎。©Kaz Photography/FC GIFU
7月11日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ3第3節に臨み、カマタマーレ讃岐と対戦。1-1で引き分けた。日本政府の指針で5,000人以内の入場者をよしとする有観客試合に移行した7月10日以降初となるホームゲーム。13の店舗が軒を連ね、ステージ前を広く空けながらのイベントを実施。検温と消毒があり、1席ずつ空けての着席、新しい応援スタイルと、コロナに対応したガイドライン下の開催で、地元のファン、サポーターに是が非でも勝利を届けたい一戦だったが無念の勝点1。岐阜の選手たちは悔しさを胸に、15日水曜日に控える大阪・ヤンマースタジアム長居でのセレッソ大阪U-23との試合に向け調整に入る。
◆1-1のままタイムアップ
折からの雨でボールが転がるところと止まってしまう水たまりがあるところが入り交じるピッチ状況。これが思わぬ大敵となった。足もとのパスはつながらない。自ずと攻撃はドリブルと長い浮き球に絞られるが、この対応に時間を要した。そして手をこまねいているうちに迎えた前半38分、左スローインから失点。スローワーの讃岐22番杉山弾斗が戻ってきたボールを大きく蹴り、これに反応した松本拓也がニアで弾くと、運悪くボールは自軍ゴール前へ。栗田マークアジェイのシュートがこぼれたところを重松健太郎に蹴り込まれた。結局、重松より前の時点でゴールインと判定され、栗田が今シーズン2点目をマークする結果となった。

高崎寛之の投入は効果的だったが彼自身のゴールは生まれず。©Kaz Photography/FC GIFU
先制点を許して悪天候型への転換を決意したか、岐阜ベンチは永島悠史に代えて高崎寛之を送り込み、前田とのツインタワーとした。川西翔太は中盤へ。その効果がさっそくあらわれ、
(残り 2342文字/全文: 3275文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ