新監督決定! ゼムノビッチ ズドラブコ氏の就任で2020シーズンへの航海が始まる。「全体で同じ方向を向いて、一年でJ2に戻れるように頑張っていきましょう」【ニュース/無料公開】

新監督に就任したゼムノビッチ ズドラブコ氏。 ©FC GIFU
電撃的に新たな指揮官が決定――。
本日12月11日、FC岐阜はゼムノビッチ ズドラブコ新監督の就任を発表した。FC岐阜史上初の外国籍監督となる。
2016シーズンから務めていたVONDS市原FCの監督職を2018シーズンかぎりで辞していたゼムノビッチ氏が、一年ぶりにクラブの監督として指揮を執ることになった。この一年であらためてJ1水準の知見も得てパワーアップした暖かい指揮官が、再出発を図るFC岐阜を牽引し、2020シーズンの激化するJ3という大海原への航海を始める。
◆日本語が堪能な欧州フットボールの伝道師
既に日本の永住権を取り、日本語は堪能。通訳いらずでヨーロピアンフットボールの基本を伝える貴重な人材が岐阜の地に降り立つことになる。
旧ユーゴスラビア出身でセルビア国籍のゼムノビッチ氏は1990年代前半、ベオグラードのクラブ・FKヴォジュドヴァッツなどで監督を務めていたが、時はおりしもユーゴスラビア紛争が起きていた頃。ゼムノビッチ氏はその戦火を逃れるように1995年から日本へと拠点を移した。
1999年、清水エスパルスのアカデミー(ジュニアユース、ユース)総監督に就任するも、スティーブ ペリマン監督のあとを受け急遽2000年12月にトップチームの監督へとスライド就任。直後の天皇杯で準優勝に導くと、翌年は2シーズンつづけての決勝進出を果たし、ついに優勝を成し遂げた。
バルカン半島の出身らしくパスワークをベースにするが清水では市川大祐や三都主アレサンドロといった強力な選手がワイドのポジションにいたこともあってサイド攻撃も目立った。
温厚な性格で、日本国内で育成年代のチームからアマチュアチームまでの多くを率いてきた経験があり、J3という下のカテゴリーで若手の選手を育て、チームのスタイルを築きながら勝っていくという目標に合致している点が評価された。
また、前述のとおり日本語が堪能であり、日本人監督並みにチームづくりがスムーズに進むこともプラス要因で、複数の監督候補者のなかから最終的に決定した。
木村哲昌チーム統括本部長とはVONDS市原FCで3シーズン仕事をともにした間柄。2019シーズンは果たせなかった、一丸となって戦うチームづくりをめざし、新体制で未来を見据えた礎を築いていく。
また本日、ゼムノビッチ ズドラブコ新監督が就任にあたってのコメントを寄せている。修正せず、全文を掲載する。
「FC岐阜の選手、スタッフ、フロント、ファン・サポーター、関係者、岐阜県全体で同じ方向を向いて、一年でJ2に戻れるように頑張っていきましょう」
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