山岸同点弾も大宮の“二枚替え”しての猛攻に抗いきれず、後半アディショナルタイムに力尽きる【J2第18節レポート】
6月15日、FC岐阜はNACK5スタジアム大宮でJ2第18節に臨み、3位の大宮アルディージャと対戦。1-2で敗れた。前半は1-1と互角に推移したが後半の終盤は守勢一方となり、大宮の猛攻に耐えきれずアディショナルタイムに失点。勝点を得ることができなかった。岐阜はこれで6連敗。柏レイソル、アルビレックス新潟、大宮アルディージャと強豪との戦いを経て改善の兆しが見えつつあるなか、敵地での次節レノファ山口FC戦に浮上をかける。
◆柳澤が退くアクシデント
前半15分にバックパスを受けた北谷史孝が遠くへ飛ばそうとしたその蹴り際で大宮のフォワード奥抜侃志がブロック。ここで跳ね返ったボールをフアンマ デルガドが受け、シュートを放つと岐阜の守護神ビクトルが弾くが、パス&ゴーに忠実に前へ前へと動きつづけた奥抜がこぼれ球を蹴り込み、先制点が大宮のもとにもたらされる。しかしこれでかえって火が点いたか、岐阜は果敢に前からプレッシャーをかけ敵陣に攻め入る機会が増える。前半25分には、右サイド寄りにスモールフィールドを形成してボールを保持、相手にボールを奪われかけたところで奪い返しての速攻からそのままライアン デ フリースがシュート。これは右に外れるが、岐阜が主導権を掌握する匂いが漂い始める。そして30分、ハイプレス基調の守備を維持していた努力が実る。左サイド寄りの高い位置で北谷がプレッシャーをかけてボールを奪うと、これを受けた粟飯原尚平がすばやくクロス。これを山岸祐也がトラップ、ターンすると豪快に右足を振り抜きニアサイドにシュートを叩き込む。このストライカーらしい一撃で岐阜が試合を振り出しに戻した。
複数失点の試合がほとんどない大宮に対して先制を許した段階で、まずは1-1に追いつくことが目標となるはずの展開で、前半のうちに同点とした。ところが、
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