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J2屈指のクオリティ。ホーム日立台の声援を背にして待ち受ける柏に、崖っぷちのFC岐阜が挑む【J2第16節プレビュー】

 

前田遼一の起用法がカギを握る。


 試合に敗れたチーム、あるいは連敗しているチームに起こりがちなのは、何かを他人のせいにしたり、バラバラになってしまうこと。どのカテゴリーのどのチームであっても選手やスタッフはそうならないよう、常に心を砕く。
 
 全員が一丸となり、不足から目を逸らさず、次節に向けた準備を進める。現場にできることはそれしかない。5月29日には宮田博之社長から現場もFC岐阜全体としても一丸となって戦う旨の声明が発表された。やるべき段取りは踏んでいる。集中したトレーニングの成果が6月1日の日立台であらわれることを祈りたい。
 
◆J1級の柏レイソル
 
 日本代表の中村航輔がゴールを守っていることだけでも察しがつくが、柏レイソルはJ1クラスの強力なチームだ。ルヴァンカップとJ2リーグを並行して戦う日程に苦しんでいたが、そのルヴァンが終わった直後の大宮アルディージャとのビッグマッチ――J2としてはクオリティが高い試合――を引き分け6位に上がってきた。ここから先に天皇杯はあるにしろ、基本的にはリーグに集中できる状態となった。枷から解き放たれた強い柏が岐阜の前に立ちはだかると考えたほうがいいだろう。
 そのJ2第16節は柏のホーム、三協フロンテア柏スタジアムで開催される。柏サポーターの大声援に気圧されぬよう、心して臨む必要がある。
 
 ルヴァンの敗退が決まったとはいえ、柏は同大会のグループステージ第1節でFC東京を破っている。このときの東京はいわゆるターンオーバーをしたチーム編成でリーグ戦のメンバーは不在だったが、それでも現在J1に出場し身体能力の高さで脚光を浴びている渡辺剛と元日本代表の丹羽大輝が守るディフェンスラインから2点を奪い、

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