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前田遼一の2ゴールで一時同点に追いつくも攻守のバランスを欠き、手痛い敗戦【J2第13節レポート】

 

ツエーゲン金沢からヘディングで2点を奪った前田遼一は今シーズン3ゴールでチーム内得点王。1試合2点は2018年3月25日のJ3第4節「FC東京U-23vs.カターレ富山」以来413日ぶり。岐阜メモリアルセンター長良川競技場での2ゴールとなると、2014年6月14日のJ2第18節「FC岐阜vs.ジュビロ磐田」以来となる。 © Kaz Photography/FC GIFU


 前節、9試合ぶりの勝利を収めて降格圏から脱出したものの、今節の敗戦で再び最下位へ――。
 
 母の日である5月第2日曜日の12日、FC岐阜は岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ2第13節に臨み、ツエーゲン金沢と対戦。2点ビハインドとなってから前田遼一を投入、その前田の2ゴールで同点に追いついたが、後半41分にこの試合二度目のオウンゴール。2-3と負け越した岐阜は再び追いつくことができず、悔しい黒星を喫した。
 この結果、岐阜は勝点12でレノファ山口FC、アビスパ福岡、愛媛FCと並んだが、得失点差で22位に転落。勝点15の14位横浜FC、15位FC町田ゼルビアまでを当面の射程圏内とし、再び順位上昇に向けて挑んでいく。
 
◆強かったツエーゲン、ちぐはぐな岐阜
 
 後半45分に中島賢星からパスを受けた阿部正紀が一気に前線へとロングボールを送り、これを山岸祐也が絶妙の胸トラップ。落としてシュートに持ち込んだが、胸トラップでボールを受ける際のディフェンダーとの接触に反則の判定が下りノーゴール。再度、同点に追いつくチャンスが潰(つい)えてしまった。
 2-2、あるいは3-3で終えることも可能だった試合と見ることもできるが、2本のオウンゴールを振り返れば、金沢が常にゴールに矢印を向けてプレーしているなかで生じたものであり、

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