クラブスタッフの声「あの売り場に行けば何か楽しいものがあるんじゃないか――という感じを出したい」富田弘紀/ホームタウン・販売チーム担当【Staff Interview】
FC岐阜のホームゲームと言えば、ピッチ内の催しもさることながら、充満するスタジアムグルメの熱気と踊るギッフィーの芸達者、そして多種多様なラインナップを誇るグッズ売り場の密集がもたらすワンダーランドぶりが印象的であることに異論は少ないだろう。購買意欲をそそり、賑わいをつくり出すグッズ売り場の発想はどこから来ているのか。富田弘紀/ホームタウン・販売チーム担当に訊ねる、ビジネススタッフインタビュー第3弾。
◆新商品を出すことで売り場を見てもらう
――よく売れているグッズ、価格帯はどういったところになりますか?
富田弘紀 いちばんはユニフォーム。ユニフォームの売り上げがHome、Away用、GKと夏季限定ユニフォームの合計、約1,600着ですね。
――なかなかの数字ですね。
富田弘紀 昨年が全部で1,400着くらいだったので、200枚くらいの上乗せで過去最高の売れ行きとなりました。
――購入しているユーザー数自体が増えているのでしょうか?
富田弘紀 ユーザー数自体増えていますね。購買層が拡がっています。もうひとつの人気商品はギッフィーのぬいぐるみです。8月19日の試合から販売して、いま既に900体が出ています。Jリーグさん制作で1,500体を発注したのですが、発売前に追加生産の心配をしていたら「そんなに短期間で(ぬいぐるみを)売り切ったクラブはないから大丈夫」と言われました。でもこのペースで、来季分の発注を考えなくてはいけなくなりました。
――いまどきのインスタ需要というか、写り込ませたいというのもあるのでは?
富田弘紀 そのとおりです! 広報とも協力して新しいハッシュタグをつくったり。ぼくらはホームタウンの担当もしているので、駅前のイベントにキックターゲットを出させていただく機会があるのですけれども、そうしたとき、
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