【無料】成瀬竣平『どんどんオーバーラップをして前に厚みを持たせていきたい』【政田サッカー場直送レポート】
攻撃の時間を増やすためには、SBがボールを前に運んでいくプレーがとても重要になります。
背番号24はそのことをしっかりと自覚して準備を続けています。
(取材日:7月3日)
成瀬竣平
――熊本戦は途中出場だったけど、どんな印象?
2点ビハインドでしたけどまだ30分以上あったので、途中で出た3人で「まず1点を返して自分たちのペースに持っていこう」っていう話をして入りましたけど、なかなかチャンスが作れずに、そのまま0‐2で終わってしまった。途中出場の選手は流れを変えるために入っているわけであって、そこができなかったのは非常にもったいなかったかなと思います。
――チームとしてなかなかうまくいっていない状況だったけど、入ってみても難しかった?
全体的にちょっと連動性がなかったり、後ろ向きのプレーが多かった。やっぱりどうしても前を選択してチャレンジしていくプレーが増えていかないと。リスクを負ってでも攻める時間ではあったと思うので、そこはもっと増やしていけたら良かったなと思います。
――個人的には途中出場が多くなっている。そういう状況はこれまであまりなかったと思うけど
途中出場で自分が出るのは、やっぱり得点を取りに行くっていう意味合いが大きいと思う。そこはもっと自覚して得点につながるプレーを出していかないと、途中出場だけじゃなくてスタメンで出るチャンスもなくなってきてしまう。自分が出た時間でしっかりとやるべきことをやることが大事かなと思います。
――サイドからどういうふうに関わっていけば、得点チャンスにつなげられるんじゃないかと思っている?
どんどんオーバーラップをして前に厚みを持たせていきたい。SBは相手にプレッシャーをかけられると後ろ向きのプレーが多くなってしまうポジションでもあると思うけど、その中でも前にチャレンジして全体が押し上げられるような選択を増やしていけたらなと思います。
――SBが前にプレーできれば、チームとしても前に行ける。
僕自身、SBが1番コントロールできるポジションだと思ってます。ビルドアップのスタートはSBから始まると思うので、そういったパスや運びを増やしていけたらチームとしても攻撃をする回数が増えてくる。エリアは考えつつも、しっかりと前向きな選択をして得点するチャンスが増えるようにやっていきたいです。
――大宮戦はチームとしてもすごく大事な試合になる。みんなでどういう試合をしていきたい?
勝点3は絶対に大事だと思います。ホームで連敗はできないし、観に来てくれる人たちのためにも、自分たちのためにも、しっかりとやるべきことをピッチに立つ11人だけじゃなくて全員が意識を持ってやることが大事だと思います。
――相手も苦しんでいるみたいだけど、それはあまり気にしない?
自分たちがやるべきことをやることの方が大事なこと。ここ何試合かは負けがなかった中で、熊本戦で負けたことをしっかりと自分たちで自覚して、もう1回イチからチーム全体で目の前の1試合に向けてやっていくことが大事かなと思います。
〈 了 〉