【東京Vvs名古屋】レビュー:詰めの甘さが招いた転落の90分。逆境あるいは試練の時はまだまだ続く。
■明治安田生命J1リーグ 第6節
3月15日(土)東京V 2-1 名古屋(14:03KICK OFF/味スタ/16,300人)
得点者:21’森島司(名古屋)63’山見大登(東京V)73’綱島悠斗(東京V)
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自信とは何なのかと不思議に思う。開幕戦のあとの神戸戦、町田戦のあとのC大阪戦と、自分たちのやるべきことを見いだせたような試合ができた直後に、こういう試合をしてしまう。奇しくも神戸戦のあとはFC東京戦で、今回と同じ味の素スタジアムでの試合だった。飛田給には名古屋にめっぽう強い魔物でも棲んでいるかのごとく、上向きになった頭をしたたかに殴られる。前半の45分間は東京Vをやりこめたことも悔恨の念を強くする。なぜ続けられなかったのか、とは言わないが、勝ち試合の流れをむざむざと、しかもシンプルなミスをきっかけに手放してしまったのは本当に残念でしかない。自信はつけるものなのか、回復するものなのか、何をどうすれば彼らが勝利への道を切り拓くことができるのか、原因として考えられることは少ないような、多いような。一つだけ言えるのは、誰かのせいにしてはいけないが、誰かのせいでもあることからも逃げてはいけないということだ。その責任を放棄しては、次の一歩は踏み出せない。
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