【クラブニュース】二次キャンプ入りを前にチームが熱田神宮で必勝祈願。“天下獲り”への気運を高めた。
本日1月23日、名古屋市の熱田神宮にて名古屋グランパスの選手、監督、スタッフ、フロント約70名が必勝祈願を行ない、現体制4年目にして悲願のリーグ優勝への気運を高めた。本殿前での祝詞奏上、お祓いに続いて行われた玉串の奉納ではフロントを代表して小西工己社長が、スタッフを代表して長谷川健太監督が、そして選手の代表は森島司が務め、今季の躍進を祈願している。必勝祈願の後に行われた長谷川監督の取材対応の中では「これで役者がそろった。わくわくもしているしプレッシャーも感じる」と戦力の充実ぶりに相好を崩す場面も。明日から本格化する沖縄二次キャンプに向け、チームは意気揚々としてさらなるレベルアップと戦い方の確立に乗り出す。
長谷川健太監督
Q:今回で4度目となった熱田神宮での必勝祈願はいかがでしたか。
「はい、今年はやらないと、という想いで参拝しました」
Q:昨季は必勝祈願の上でルヴァンカップ優勝という結果を残しましたが。
「やっぱりここに来るとシーズンが始まるな、という気持ちになりますし、非常に素晴らしいお言葉もいただいて。今年はチーム一丸となってリーグ戦の方もチャレンジしていきたいと思いました」
Q:素晴らしいお言葉、とは。
「いや、熱田神宮の歴史のお話で、三種の神器のひとつが祀られているという話をされて。昨シーズンも多大なバックアップをしていただけたので、今シーズンもファミリーの皆さんと一緒に栄冠を勝ち獲れるように頑張っていきたいと思います」
Q:キャンプ前半を終えての手応えはいかがでしょうか。
「大きなケガ人も出なかったので、順調に来ていると思っています」
Q:昨日はマテウス選手の加入が正式に発表になりました。待ちに待った発表というところでしょうか。
「そうですね。これで役者が全員揃ったと思いますので、これからチームをしっかりつくっていきたいと思っています」
Q:マテウス選手に期待することは。
「勝利に貢献できるプレーを期待したいと思っています」
Q:キャンプ後半は練習試合も増えますが、厚みの増したキャンプができそうですね。
「一次キャンプでもだいぶ積み上げてきたので、二次キャンプでも積み上げをして、実戦でその確認をして。シーズンに臨んでいきたいと思います」
Q:改めてにはなりますが、今シーズンの目標を教えてください。
「もう、今シーズンは皆さんの期待している“結果”を出さないといけないと思っています。先ほども言ったように素晴らしい選手が揃ったと思いますので、しっかりとチームを作っていきたいと思います」
Q:マテウス選手はユンカー選手らとの連係もすでに築いている選手ですが、具体的にどのような変化を前線に与えてほしいですか。
「昨シーズンも非常に前線の選手は頑張ってくれましたけど、やっぱりタメを作ってくれる選手がいなかったと思いますので。彼が前線でタメを作ってくれると、全体が非常に流動的に動いてくれるんじゃないかなと思っています」
Q:さらに前線のポジション争いは激しくなりますが、その中でマテウス選手にはどのような結果で示してほしいですか。
「いやもう、移籍する前のプレーをしてくれればと思っています」
Q:「役者がそろった」とのことでしたが、監督としてそれはプレッシャーなのか、ワクワク感が大きいのか、いかがでしょうか。
「両方です。クラブにも非常にバックアップしていただいて、ファミリーの皆さんの気持ちという部分もひしひしと感じられる中、やっぱりプレッシャーはありますが、やってやろうという気持ちです」
Q:毎年のようにお聞きするのですが、ここ熱田神宮は織田信長が桶狭間の戦いに向けて必勝祈願をした場所として、天下獲りへの起点としての由緒があります。今季改めて、この必勝祈願に思うところは。
「いやもう、先ほども言ったようにここに来るとシーズンはスタートだという気持ちになりますので。まだ二次キャンプとはいえ、シーズンはもう始まったというつもりで沖縄ではしっかりトレーニングをしていきたいと思います」
Q:マテウス選手はこの二次キャンプの最初から組み込んでいく予定でしょうか。
「コンディションを見ながらだと思っています。向こうで公式戦はやっていますが、長い時間をやっていたわけではないので。コンディションを見ながらトレーニング、練習試合等々で状態を見て使っていきたいと思います」
□必勝祈願の様子(写真)
- 穏やかな天候に恵まれた熱田神宮への必勝祈願。チームの先頭をきって歩いてきたのは小西工己社長、長谷川健太監督、そして森島司だった。
- この日は日柄も良かったのか、参拝客でいっぱいだった参道を、選手、スタッフ、フロント約70名が一歩ずつ進んでくる。
- パッと光がさして先頭の3人を照らす。
- 次期社長内定の清水克洋専務も先頭に続いて本殿へ。
- 選手の一団の先頭はやはりベテランたち。
- 和泉竜司も選手の一団の先頭で歩いてきた。
- なぜかひとりスーツのデザインが違う山岸祐也。新加入選手にはあるあるだが、なぜ。
- 菊地泰智は宮大樹と話し込んでいた。
- カラバリやイーブスには興味深い体験となったのではないか。
- 周囲と談笑しながら歩いてきた椎橋慧也。
- もちろんマテウスもいる。久しぶりの必勝祈願ということになる。
- ネクタイが曲がっていないかを気にしながら稲垣祥と話す永井謙佑。
- まずは祝詞の奏上から。全員で頭を下げて聞き入る。
- 神妙な表情で式の推移を見守る永井謙佑。
- 稲垣祥もこの必勝祈願はこの時期の恒例行事になってきた。
- お祓いを受けるチームの面々。
- お祓いが終わると本殿の内側へ。厳かな空気が漂う。
- 玉串を奉納するチームの面々。ちなみにこの白い砂利のところは立ち入り禁止で撮影する時なかなか気を遣う。
- 小西工己社長がまずは玉串を捧げる。所作も手順も手慣れたもの。
- 二礼、二拍手、一礼。小西工己社長にはフロントスタッフが従った。
- 続いて長谷川健太監督が玉串を奉納。こちらも慣れたもの。
- よどみなく二礼、二拍手、一礼。監督にはチームスタッフが従った。
- 選手代表は森島司が務めた。
- 指導を受けつつ玉串を奉納。
- 真剣な表情で深々と二礼。
- 必勝を祈願し二拍手。
- そして気持ちを込めて一礼。
- 必勝祈願はこれで終了。自然と厳かな表情にもなる森島司。
- 退出の際にはお神酒を賜る。
- 次々と盃にお神酒を賜る。
- マテウスもちゃんとお神酒を賜る。
- ベテランのはずなのになぜか学園ものドラマの登場人物に見える山岸祐也。
- 熱田神宮での必勝祈願は初のシュミット ダニエル。どんな感想を抱いたのか。
- イーブスやカラバリにも必勝祈願の感想は聞いてみたい。
- これ飲んで運転しちゃダメだぜ?的な菊地泰智とユンカー。
- ユンカーもしっかりお神酒をいただいていた。
- 本殿前での記念撮影も笑顔で。この日の選手たちの並びを見ていると、キャプテン森島司、副キャプテンに永井謙佑、稲垣祥、和泉竜司という体制にも見えたが、さて監督の決定やいかに。