赤鯱新報

【赤鯱短信】紆余曲折のシーズンに見出した自分のやりたいこと。攻めに転じた吉田温紀のラストスパート。

「ちょっと試合に出られたからか、僕のことを知ってくれている感じはしましたね」。

16日のサッカー教室を終えた吉田温紀は、以前とは違う子どもたちの反応に少しだけ喜びの色を見せ、しかしクールに「いつも通りでしたよ」とイベントの感想を話した。確かに倍井謙とのコンビは良くも悪くも子どもたちを伸び伸びとプレーさせる方向性に傾いていて、コーチのような立ち位置でゲームに参加しているようなところがあった。もちろん本気でやりすぎても良くないし、でも子どもたちはもっと選手と向かい合いたかったかもしれない。ただ、「吉田選手だ」という視線を感じられたことは、この生え抜きボランチにとって一つの気づきを与えていたと思う。

(残り 2412文字/全文: 2711文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ