【クラブニュース】名古屋市交通局と名古屋グランパスによる連携事業「市バス安全教室」に稲垣祥が出演。一緒に学び、パワーをもらって次節を見据えた。
鹿島戦後に長めのオフをとっていたチームは15日から再始動し、徐々に30日の鳥栖戦へ向けた準備を始めている。その立ち上げ日の午後、名古屋市立穂波小学校を稲垣祥が訪れていた。今年7月に就任した名古屋市交通局のPRアンバサダーとして、連携事業である「市バス安全教室」に参加するのがその目的で、穂波小学校、そして堀田小学校の3年生それぞれ43名、48名を前に市バスを安全に利用するための啓発を行なった。
挨拶を済ませた稲垣はさっそく校庭に乗り入れられた市バスに乗って安全教室を開始。稲垣がさながら“1日運転手”となって運転席に座り、交通局の局員との掛け合いの形でバスの死角などを実践形式で説明していく。多くの確認用ミラーが設置されている運転席は意外といろいろな場所が見える一方、乗用車でいう助手席側に意外に多くの死角があると説明があると、小学生たちと一緒に稲垣も驚きの表情を浮かべていた。3年生は自転車での移動も増えるということなのか、バスの制動距離などにも触れ、クイズの形式も採りつつ安全教室は進んだ。
バスでの体験が終わると子どもたちは教室に入って映像を使って市バスの安全な乗り方などについて学び、あっという間に1時間半ほどの安全教室は終了。すっかり人気者となった稲垣は最後に「みんなと約束したいんだけど、今年はもう試合が少ないから来年はグランパスの試合を見に来てください」とあいさつすると、「はーい!」と元気な返事が。加えて「最後に、グランパスで好きな選手は誰ですか?」「稲垣選手!」というコール&レスポンスを成功させ、満面の笑みで体育館を後にした。イベント後の取材でも「子どもたちのエネルギーはすごい。いつもエネルギーを逆にもらってる」と語った稲垣。ルヴァンカップ決勝のダメージは「発熱したり」と思いのほか大きかったようだが、このオフと中断期間でしっかりリフレッシュし、ホーム最終戦への英気は養えた様子。ここで気を抜きすぎず、良いシーズンの終え方を演出するため、その表情には再びスイッチが入ったように見えた。
□next page イベント終了後の稲垣祥選手コメント
〇稲垣祥選手
Q:まずは安全教室を終えての感想は。
「いつも思うんですけど、子どもたちのエネルギーはすごいなっていうのと、いつもエネルギーを逆にもらってるんで感謝したいです。いい活動だなと思います」
Q:市バスの運転席に乗る機会はそんなにあるものではないですが、乗り心地はいかがでしたか。
「いや、この前は電車の地下鉄の車掌として運転席にも乗せてもらって、今回はバスの運転席に乗せてもらって。だいたい制覇してきたかなと(笑)。貫禄が出てきましたね」
Q:バス運転手からの死角を感じるなどの体験もしたわけですが。
「ああ、そうですね。それはほんとに実際乗ってみて、死角の部分はやっぱりこんなに見えないもんなんだなって改めて思いましたし、僕自身も勉強させてもらいました」
Q:エネルギーをもらった子どもたちとの触れ合いは改めていかがでしたか。最後にはみんなを自分のファンにもしていましたね。
「そうですね。やっぱり子どもたちに対してこういう貢献をするっていうのは、自分の中では大切にしてることなんで。そういった活動ができることは自分にとっても嬉しいことですし、あとは来年、グランパスの試合を見に来てもらう約束もしたので。そうやって少しでもグランパスを子どもたちに知ってもらって、スタジアムに足を運んでもらうっていうのもひとつ大切なことだと思うので。そういう約束もできたので良かったです」
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