松嶋好誠「残りの4試合はまずメンバーに入ることを目標にして。メンバーに入ることと、少しでも試合に絡むっていうことを目標に、残りのグランパス生活を楽しんで、サッカーやっていきたいなって思います」
【U-18レポート】プレミアリーグ再開を前に、名古屋U-18が京都U-18と練習試合。課題も収穫もある中で、ラストスパートへの準備は着々と進む。
〇松嶋好誠選手
Q:実戦復帰おめでとうございます。負傷は学校の体育祭でのことだったと聞きましたが。
「棒倒しの時でした。いつの間にか痛くなってて…」
Q:夢中だったのですね(苦笑)。それは不可抗力としても、タイミングとしては…
「最悪でしたね」
Q:この治療期間はどう過ごしていたのでしょうか。
「なかなか治らなくて、走れない期間が多かったんで、しっかり食事をとることだったり、筋力を増やすことを意識的にやったり、もともと走るのが得意ではないというか、走れなかったんで。リハビリの中での素走りはほんと嫌だったんですけど、そこでしっかり設定タイムに入ったり、タイムを縮められるようにと頑張ったところはありました」
Q:その間のチームの試合結果や試合内容はどのように見ていましたか。
「ボランチの野村(勇仁)だったり、(八色)真人だったり、(神谷)輝一もですけど、彼らの調子がいいのは外から見ていて思ったので、復帰した時にはその3人のボランチのみんなからポジション取るために、復帰した時から自分の特徴を本当に出していかないと、ポジションは取れないなって外から見て感じていました。今日、復帰できてそういう部分は出せたところもあったんですけど、思ったより出せてなかったとは思うので。来週からプレミアも再開するし、まだメンバーはどうなるかわかんないんですけど、今週の練習の中でしっかり示して、まずはメンバーに入ることを目標にやっていきたいなと思ってます」
Q:実戦に復帰してみて、もちろんまだまだ自分で納得いくようなパフォーマンスにはなっていない部分もあったかと思いますが。
「でも、今日は60分間出たんですけど、体力とかの面ではそんなめちゃめちゃキツいって感じはなかったので。そこの面ではそんなに心配なくていいと思うんです。でもひとつスプリント出すところだったり、守備でポジションを戻すところは、まだまだ全然できてなかったところがあったので。そこにももっと目を向けてやっていかないといけないなと思いました」
Q:試合勘、要するに対戦相手が前にいてのプレーや、相手のプレッシャーを受けながらボールをコントロールする部分、そういう感覚的な部分は?
「少し、ちょっと見えてなかったところもあったんすけど、別にそこまでは。後ろを向いた時に相手が来ても、別に焦ることはなかったんで、自分の強みであるトラップでかわしたりとか、そういう感覚というのはそんなに落ちてないのかなって思いました」
Q:自分がいない間のチームが積み重ねてきたものに対して、自分の個性をどうやって入れていこうと思いますか。
「自分の特徴は攻撃で、パスを出して自分も入ったりとか、ロングパスだったり、スルーパスっていうのが強みなので。今からは途中から試合に入ることが多くなると思うんですけど、苦しい状況でも良い状況でも、自分の攻撃の質でチームがより前進できるようにしていきたいなとは思ってます」
Q:残りの試合でどれだけ試合に出られるかもひとつの勝負で、もちろん3年間の締めくくりが近づいているところもあります。松嶋選手の今の心境は?
「そんな、3年間が終わるっていう実感がまだないんで、わかんないですけど。今までずっとケガしてたんで、残りの4試合はまずメンバーに入ることを目標にして。メンバーに入ることと、少しでも試合に絡むっていうことを目標に、残りのグランパス生活を楽しんで、サッカーやっていきたいなって思います」