恒吉良真「プレミアでもけっこう試合に出させてもらっている中で、やっぱり点が取れてないっていうのが一番悔しいところなので、試合に出たらまずはゴールを狙っていきたいと思います」【U-18レポート:Jユースカップvsエストレラ姫路】
「それぞれの成長速度に応じた最適な試合機会」を存分に活かす圧勝劇。この自信もまたU-18に追い風を吹かせる。【U-18レポート:Jユースカップvsエストレラ姫路】
〇恒吉良真選手
Q:攻撃的な選手だと思っていたんですけど、今日は前目のボランチのようなポジションでしたね。ただこのポジションもかなりものにできている感じに見えましたが。
「自分的にも意外にやれるなっていう、そのポジションやってて楽しかったです。どうやって攻撃参加していくっていうのが、ちょっと難しかったなっていうのはあります」
Q:持って、はがして、運んで、パス。というひとつの流れが自分の中にできているように見えました。
「そうですね。自分も中盤で受けてかわしていくっていうのが特徴でもあるんで。そういう部分はけっこう出ていたかなっていうのはあります」
Q:本来的には自分はどのポジションが一番得意なのですか。
「ボランチのひとつ前ですね」
Q:今のシステムで言うとシャドーですね。ではそれよりはちょっと下がり目だった今日は、守備の部分は意識しましたか。
「はい。いつもよりもちょっと間を消したりっていうのは意識してやってました」
Q:今日のプレーでまたひとつオプションができたという感じでしょうか。
「全体的に攻守ともに自分の持ち味が出せたかなっていうのがあって、このプレーをプレミアだったり、プリンスで出していきたいなと思います」
Q:プレミアやプリンスでの出場機会もある中で、今のこのチームの中での自分の立ち位置、自分が今何をしなければいけない立場かというのは、どんな意識がありますか。
「やっぱりプレミアだとまだベンチということがあるので、試合に出た時には結果にこだわってやって、スタメンを奪取できたらなと思ってます」
Q:今年で言えばクラブユースでの得点なども転機になったのかなと思います。自分の中での今年の成長を振り返ると、どういうものがありましたか。
「今年の夏はクラブユースだったり、ローマに行かせてもらったりする機会があった中で、いろいろな刺激を受けて。自分の特徴でもあるところはそういうところでも通用したので。そこが自信になって、チームを勝たせるじゃないですけど、そういう強い気持ちが自分の中にもできたかなと思います」
Q:大西利都選手に聞いたのは、ローマに行った時に恒吉選手が英語を使ってコミュニケーションができたので、だいぶ助かったと。もともと英語はできたんですか?
「ああ(笑)。英会話教室に長いこと言ってるんで、簡単な言葉ですけど、ちょっとは理解できました」
Q:おお、長いこと、というのは何年くらい行ってるんですか?
「5年ぐらいっすね」
Q:確かに長いですね。その理由は自分が英語が好きだとか、どんなものがあったんですか?
「やっぱりプロになった時、コミュニケーションのところで海外の選手とは難しいですし、それが最初の何と言うんですかね、壁になるって思ってたので。家族もそこで協力してくれたんじゃないかと思います」
Q:では、サッカーのために英語を。
「それが一番大きいですね」
Q:すごいですね…。ではスムーズではなくとも、ローマの選手たちとのコミュニケーションやサッカーというのはまた刺激もあったのではないですか。
「もう全然違いましたね。海外の選手はチームワークっていうより、個の方が強いんで。ほんとに結果主義で、自分ではがしていくことだったり、シュートを打てるかがやっぱり求められるので。すごくいい刺激になりました。めっちゃ要求してくるし、ミスるともうめっちゃ怒ってきました(笑)」
Q:そこも言い返せるようにはなりましたか?
「はい、少しだけ(笑)」
Q:それはすごい(笑)。
「いやでも…やっぱり厳しいっすね(笑)」
Q:プレミアリーグも残り数試合となり、シーズン終盤です。この残りの期間をどういった時間にしていきたいですか。
「プレミアでもけっこう試合に出させてもらっている中で、やっぱり点が取れてないっていうのが一番悔しいところなので、試合に出たらまずはゴールを狙っていきたいと思います」