【名古屋vs磐田】レビュー:貫く部分も、次善の策も、どちらも表現した“強かな”勝利。名古屋の最大化への道はまた一歩前進を果たした。
■明治安田J1リーグ第32節
9月28日(土)名古屋 2-0 磐田(16:03KICK OFF/豊田ス/30,529人)
得点者:稲垣祥(名古屋)90+4’森島司(名古屋)
———–
したたかさ、とは“強かさ”と書く。強いという表現にはいろいろなものがあるが、「したたか」と言う時、それはスポーツにおいては“試合巧者”の意味合いを多分に含むように思える。しぶとい、とも違い、単に強い、とも違う。磐田の挑戦を退けた名古屋が描いた2-0という勝利の流れは、圧倒的でもなければ辛勝というほどでもなかった。果敢さは失わず、粘り強い対応の紡いだ快勝でもある。百戦錬磨の指揮官はそういった勝負の習わしを心得て言った。「またこれから難しい試合になる。勝てば勝つほど相手も研究してくる」。ホーム3連戦で仕留めた3連勝の軌跡は、勝てば勝つほど難しくなる、だからこそやりがいも大きくなる、という好循環そのものだ。それを確信的にしてくれたような勝利に、彼らの自信はまた深まったに違いない。
(残り 3812文字/全文: 4245文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ