赤鯱新報

【名古屋vs広島】レビュー:ビハインドで折り返す準々決勝。善戦だけでは足りない、勝利へのあと一歩。

■YBCルヴァンカップ プライムラウンド 準々決勝 第1戦
9月4日(水)名古屋 0-1 広島(19:03KICK OFF/豊田ス/11,918人)
得点者:58’トルガイアルスラン(広島)
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うまく闘えていた試合だっただけに、敗戦という結果がもどかしい。この日の豊田スタジアムは涼しく、強度を出すにはもってこいの気候でもあった。広島の強みに真っ向勝負を挑み、粘り強くも跳ね返せていたのは間違いのないことで、五分五分の前半を終えてチームには手応えも十分だったはずだ。相手は8月の対戦時に比べ明らかに攻めあぐねており、取り消されたとはいえネットを揺らすチャンスメイクもできていた。だが、結果はその感覚とは正反対のものとなった。勢いでは片づけられない、今現在勝ち続けているチームの勝因を感じさせるような、逆にうまく勝てていないチームの理由を知らされるような。0-1というスコアだからこそに厳然と立ちはだかる、両者の差が悩ましい。

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