赤鯱新報

【湘南vs名古屋】プレビュー:今一度、踏み固めるべき“名古屋の原理原則”。自分たちらしさがあってこそ、多くの派生も選択肢も生まれる。

■明治安田J1リーグ 第28節
8月24日(土)湘南vs名古屋(19:00KICK OFF/レモンS)
———–

今はただ、謙虚に、愚直に戦うべき時だ。前節の広島とのゲーム内容はある意味でショッキングであり、自分たちの足元を見つめ直すような示唆にも富んだものだった。「上位を争っているチームに負けた後に思うことは一緒」と言った長谷川健太監督は、やはりというか「インテンシティ」の一言を名古屋のキーワードとして掲げている。今季に限らず、彼らは様々なことにチャレンジし、相手を深く研究し、試合ごとのチームの最適化を目論んで勝率を上げようとしてきた。だが、その想定に欠かせないのが自分たちのベーシックが発揮されてこそという条件で、相手のことばかり見ても、戦術ばかりを見つめてもサッカーの本質からは外れていく。選手個人ならばドリブルやパス、シュート、ランニング、ディフェンス等々、自分の持ち味を出してこそプラスアルファの魅力は生まれ、チームもそれは同様だ。名古屋がどんなチームなのかという輪郭をぼやかしてしまっては、勝てる試合も勝てなくなる。

(残り 2377文字/全文: 2846文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ