【名古屋vs浦和】レビュー:既視感を覚える“上手くいかない”敗戦。見覚えがあるがゆえに、解決策もまた彼らは既に知っている。
■明治安田J1リーグ 第20節
6月26日(水)名古屋 0-1 浦和(19:03KICK OFF/豊田ス/15,796人)
得点者:7’渡邊凌磨(浦和)
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何が正解で何が間違いということはなく、結果として勝っているならそれが正解であるとわかっていても、たくさんの「なぜ」が渦巻いているような悪循環の試合だった。相次ぐ負傷者によって選手起用の幅は狭められ、連戦の最中では疲労のコントロールと疲労によるパフォーマンス低下のバランスも取らねばならない。できることは限られている中で、しかしこのチームは使える選手でできる最大限の戦術を採れる深みがあったと回想する。「今日はこういう試合」と割り切れば、明確になったぶんだけ戦い方の強度は増し、「これはこれで」と納得もしやすいゲーム展開に面白味を感じることもできた。だが、ミッドウィークに浦和を迎え撃ったリーグ2巡目最初の一戦は、どこに自分たちの強みを見出し、どうやって相手のストロングに対抗しようという部分が何だかぼやけていたように思える。最大限の求め方はこれで良いのか、良かったのか。感想としては何とも言えず、記憶の中のピッチは靄がかかったようにはっきりとしない。
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