赤鯱新報

【赤鯱探訪番外編】昌平高校・玉田圭司監督に会いに行く。大宮U18戦試合前の語らい。

6月23日、名古屋グランパスが東京Vに悔しい敗戦を喫したその翌日、筆者は埼玉は川越にいた。目的はプレミアリーグEASTの大宮アルディージャU18vs昌平高校の一戦。そう、玉田圭司監督が率いるチームを見に来たのである。何せ始めて行く土地だけで用心して、会場着は11:00キックオフの2時間半前。まだ会場設営も始まっていない時間であり、雨が降る中では人もまばら。しばらく雨宿りしてスタッフの方を見つけ、中に入って待つこと数十分。ようやくお会いできた玉田“監督”は「久しぶり」と握手ののち、「昨日の試合は負けたんだっけ?」と名古屋の話題から始まった。あれこれ話し、印象的だったのは榊原杏太の話をした時だ。「杏太、上がってきたの? いいね、“良い番号”つけてるしね」。ニヤリと笑って一言。どちらかというと武骨なタイプの多い現チームの中では、玉田監督の好みの選手であるだけに思わず笑みもこぼれたのだろう。

試合前の忙しい時間だったが、簡単にならインタビューもいいよということで、お言葉に甘えて話を聞いた。今日と明日25日は監督業の第一歩を踏み出した指導者・玉田圭司の言葉を2日間にわたってお届けする。まずは試合前、これまでのことと監督としての考え方などについて。明日は実際に試合を観てから聞く、試合後のインタビューという二部構成を楽しんでいただければと思う。

〇玉田圭司監督(昌平高校)

Q:指揮を執る昌平高校はプレミアEASTで1番点を取っているチームですね。これが何より玉田監督っぽいところだなと。

「まあね(笑)。でも俺たちは1試合多いし、それに市立船橋戦で6点取れたっていうのもあると思う。でもここ最近、選手たちの得点を取る意識みたいなものは高まってきてるし、それは俺が求めてることだからね。最近はだから、もう『勝て』って言わないからね。『相手より点取れ』って言う(笑)」

Q:それは素晴らしい(笑)。

「それが失点の少なさにもつながってるから。攻撃が最大の守備。そう俺は思ってるし、それは意識して選手たちがやってくれているかな」

Q:選手もそれに応えてくれているんですね。

「そういう選手を試合に使っている。俺は攻撃的な選手を」

Q:そうだとしても、失点が少なく抑えられているのは攻撃だけではないですよね。

「だけではないね。もちろん守備に関しても言っているけど、守備のための守備とは言ってない。攻撃のための守備。点を取るための守備を、というのは常に言ってるかな」

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