赤鯱新報

【柏vs名古屋】レビュー:許容範囲内の引き分けか、それでも残念さは残る展開か。“90分ハーフ”の前半に見えた、名古屋の伸びしろと課題。

■YBCルヴァンカップ プレーオフラウンド 第1戦
6月5日(水)柏 1-1 名古屋(19:03KICK OFF/三協F柏/4,372人)
得点者:15’山岸祐也(名古屋)72’高嶺朋樹(柏)
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ターンオーバーを上手く成立させられていただけに、勝点3へのまとめ方がやはりもったいなく感じる前半の“90分”だった。プレーオフラウンドは短期決戦のホーム&アウェイで、名古屋は直前のリーグ戦から中2日の過密日程。それは柏も同条件ではあったが、アウェイ連戦の疲労度はやはり厳しいものがあり、2試合併せてのマネジメントを想定した時にはやはりコンディション面が判断の先に立つ。素晴らしいと言っていい45分を継続することは叶わず、それでも勝ちに行けた中での同点という結果は最悪なものではなくとも、アドバンテージのひとつを失ったということが4日後の第2戦にどのような影響を及ぼすか。試合中の決定機を逃したという意味だけでなく、勝てる試合を引き分けてしまったチームのナイーブさが、何とも残念な感覚を残す。

ハッキリしたのは、長谷川健太監督はじめチームはこのルヴァンカップに鍛錬の場という側面を持たせてもいるということだ。

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