赤鯱新報

【クラブニュース】名古屋グランパスがバローホールディングスと共にフードドライブ活動をさらに強化! フードドライブポスト設置イベント写真レポート。

こちらが今回、名古屋市内に82基が設置されるフードドライブポスト。グランパスくんが大胆にデザインされており、「やはり知名度が違う」と関係者も自信の出来だった。

昨日5月24日、名古屋グランパスはパートナーである(株)バローホールディングスとの記者発表会を開催。名古屋市内のバローグループ全82店舗へ、マスコットのグランパスくんをデザインしたフードドライブポストを設置することを発表し、その設置イベントを関連団体とともに行なった。名古屋は2021年からフードドライブ活動を始め、アカデミーの活動としても過去数度のイベントを実施。バローグループとは昨年度末より本活動のパートナーとなり、今季は既に町田戦と神戸戦の2回、今後も8月の東京V戦と10月の札幌戦の計4回、ホームゲームでのフードドライブを行なっていく。スタジアムでのフードドライブで集まった食品は名古屋のホームタウンである名古屋市、豊田市、みよし市の子ども食堂に寄付される。

会場で配られたチラシには、アカデミー出身の倍井謙と榊原杏太の姿も。

今回設置されるフードドライブポストはグランパスくんがデザインされており、出席したグランパスくんもご満悦の様子。バロー広報は「知名度がやっぱリ違うので、こうした取り組みを知ってもらえる意味でもグランパスくんがデザインされているのは大きいです」と喜んでいた。フードドライブポストは名古屋市内のバローグループ関連店舗に82基が設置予定で、スーパーマーケットバローに16基、Vドラッグに60基、スポーツクラブのアクトスに4基というのがその内訳。5月から8月にかけて順次設置を進めていき、「夏休みが終わるまでには設置完了したい」とのことだった。

いざテープカット。市内82店舗に8月いっぱいまでには設置が完了する予定。

フードドライブをおさらいしておくと、家庭で不要になった食品を持ち寄ってもらうもので、「常温保存ができる未開封のもの」「賞味期限が1ヵ月以上残っているもの」「缶詰めレトルト、インスタント食品、お米、お菓子、飲料(アルコール除く)」というのが基本的な決まり。今回のバロー店舗に設置されるポストに集まった食品は、一般社団法人愛知子ども応援プロジェクトによって名古屋市内の子ども食堂などに寄付される。同法人の藤野直子代表は「皆様から頂戴する食料品、日用品があれば困難なご家庭と地域活動する子ども食堂などがつながり続けることができる。それが何よりも見守りにつながる」とこの活動の重要性を強調した。

グランパスからは梅村郁仁ホームタウン・広報部部長が出席。「『グランパスがこの街にあってよかった』と思っていただけるような活動に尽力していきたい」とコメント。

名古屋グランパスからはホームタウン・広報部の梅村郁仁部長が出席し、「我々はまち一番のクラブになりたいというビジョンを掲げているが、サッカーを楽しんでいただくことはもちろん、『グランパスがこの街にあってよかった』と思っていただけるような活動に尽力していきたい」とコメント。かねてより行ってきたフードドライブ活動にまたひとつ心強いパートナーが現れたことについても、「日常の生活の中でこういったフードドライブに気軽に参加できて、かつフードドライブ活動自体を知っていただくすごく良い機会になるのでは」と語った。

最後はマスコットたちによるフードドライブのデモンストレーション。お菓子をもらってポストに入れる。

他にも名古屋市からは環境局の服部修久資源循環推進課課長があいさつし、「名古屋市では食品ロスの発生量が推計値で年間8.8万トンあり、こういった活動は食品ロスの削減施策としても重要な取り組みになる」と、フードドライブ活動の拡がりに歓迎の様子だった。イベントはその後テープカットを経て、グランパスくんとVドラッグのマスコットである 「くすりん」によるフードドライブのデモンストレーションが行われ、笑顔と拍手のうちに終了。今後は市内のバローグループ各店舗や、8月と10月の名古屋のホームゲームに設置されるフードドライブポストにご注目を。

reported by 今井雄一朗

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ