【名古屋vsG大阪】レビュー:相手の土俵で闘えば苦戦は必至。名古屋らしさに乏しい90分間に、必然の結果は訪れる。
■明治安田生命J1リーグ 第13節
5月11日(土)名古屋 0-1 G大阪(16:03KICK OFF/豊田ス/30,613人)
得点者:67’岸本武流(G大阪)
———–
0-1という僅差の結果とは裏腹に、脱力感の強い敗戦となった。「自分たちから仕掛けるクオリティを上げていかないといけない」と指揮官は振り返ったが、試合全体としてみれば仕掛ける段階にも問題を抱えた90分間と言えた。前半0本、後半3本のシュート数はそれだけで既に物足りず、“画竜点睛を欠く”にも持って行けていない攻撃に怖さは少なかった。G大阪とてクオリティの高い試合をしたとは言えなかったが、1本を決めきる勝負強さと、ボールを保持して戦うチームの特徴は出ていた。相手の低調なリズムに合わせてしまうというのはサッカーにおいてはよくあることだが、その正反対のスタイルで押してきたはずの名古屋が付き合ってしまったのはあるいは疲労のせいだろうか。楽をして勝つこともできるが、その場合は相手のミスや隙に付け込んでこそ。自ら楽をしに行っては、しっぺ返しを食らっても致し方ない。
(残り 3435文字/全文: 3900文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ