赤鯱新報

【名古屋vs柏】レビュー:苦難の後半戦を象徴するような際どいドロー劇。この90分に、来季への可能性はどれほど見られたか。

■明治安田生命J1リーグ 第34節
12月3日(日)名古屋 1-1 柏(14:48KICK OFF/長良川/18,475人)
得点者:71’マテウスサヴィオ(柏)90+5’キャスパーユンカー(名古屋)
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可能性を探る作業に課題が立ちはだかる。思えば2023年の後半戦はずっとその図式が名古屋の試合には下敷きのように横たわっていた。マテウスという大黒柱にして攻撃の出発点だった選手を欠いて、彼らはまずはその代役や埋め合わせの方法を求め、それが厳しいとなった時から解決法の方向性を変えて勝利を目指した。ホームで迎えた今季の最終戦にかけてその試みは久保藤次郎の活用や森島司のようやくのフィット、そして何より米本拓司の復帰という“援軍”に支えられ、この日もチャンスメイクの中心を担った。だが、あちらを立てればこちらが立たずとでも言うように、決め手をどこかで欠く日々。柏との戦いでもその傾向はついに乗り越えられず、ギリギリで追いつく苦しいドローでシーズンを終えた。負けなかったことに胸をなで下ろすのも、勝てなかったことに情けなさを感じるのも、感じ方は様々あるだろう。だが、これを「良かった」と言っていては進歩がない。

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