赤鯱新報

【赤鯱短信】チームが求めるものを持ってる男。和泉竜司が担う”救世主”という役割。

和泉竜司
流れは確実にあった。悔しい敗戦に終わった福岡戦、勝点2がこぼれ落ちた札幌戦と共通していたのが中盤の構成力の低下で、森島司ひとりにそれを背負わせるのはあまりに大きな“重荷”で、しかし解決策は見えてもいた。それが和泉竜司の前線起用だ。前述の2試合でチームに光明が見えた時間帯に、背番号7は今季のメインポジションとなっていたワイドから1列前、そしてひとつ中のエリアでのプレーを指示されていた。次のトライは間違いなく、喉から手が出るほど欲しい前線の起点となりうる人材を、試合の頭からそのポジションで使うことだと思った。ハイアベレージの万能型は、いつだってチームを補い引き上げる役割を引き受けてくれる。

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