赤鯱新報

【クラブニュース】中谷進之介が名古屋市内の小児科病棟を慰問。子どもたちとの心の交流に笑顔を見せた。

日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院の小児科病棟を慰問した中谷進之介。最初はプレイルームにて子どもたちの歓迎を受けた。

昨日7月25日、名古屋市昭和区の日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院に名古屋グランパスの中谷進之介が慰問。「名古屋グランパス×日本赤十字社愛知県支部パートナーシップ協定事業」の一環として、0歳児から中学生までの子どもたち約30名たちとの交流を行なった。様々な疾患と闘う子どもたちは中谷の訪問に「大きい」「かっこいい」と目を輝かせ、質問コーナーでは緊張のあまりになかなか手が上がらなかったが、終始笑顔の和やかな場となった。入院患者の子どもたちの中には名古屋のレプリカユニフォームやTシャツを着ている子もおり、「試合を観に来てね」と中谷も大喜び。リフティングのデモンストレーションの際には「一緒にボールを蹴ろう」と誘うなど、さすがのコミュニケーション能力を発揮し子どもたちを喜ばせた。

一人ひとりに声をかけながら手渡していく。

プレイルームに集まった子どもたちに記念品の鯱の大祭典ユニフォームのレプリカ、シャーペン、メモ帳を手渡し記念撮影を済ますと、次は病室から移動できなかった子どもたちの病室へ。中谷は一人ひとりに柔和な表情で話しかけ、気分や状態に配慮してコミュニケーションを行ない、親御さんとも会話。自らも2児の父であり、あれこれと話し込む場面もあった。すべての児童への訪問を終えた中谷は「僕らが行くだけで喜んでくれる。そういうのを見ると、やっぱりこういう活動がすごく大事だなって改めて感じました」と今回の病院慰問に確かな意義を感じ取った様子。今後もこうした活動は幅を拡げて意識していきたいとのことで、チーム内にもその活動を拡げていくような思いも口にした。名古屋が単独でこうした慰問を行なうのは2015年に田中マルクス闘莉王が田口泰士を連れて行なったもの以来のことで、そういった意味でも今回の中谷の行動には大きな意味がある。

コロナ禍も収束を見てこその久々の試みに、中谷もクラブとしても新たな活力や気づきを得たはず。こうした活動の輪がまた広がっていくことに期待したい。

中谷進之介
中谷進之介選手
Q:まずはこうして小児科病棟への慰問をやろうと思ったきっかけであるとか、思いというのはどういったものでしたか。
「もともとグランパスがやっていたっていうのを聞いたこともそうですし、知り合いの方と食事に行った時に、その人がこういう活動もしているというのを聞いて。自分もしたいと思って、グランパスにお願いをしたら『以前からやっていたことなので是非』ということで。今回やらせていただきました」

Q:こうした活動というのはおそらく今までのキャリアの中でも見たり知ったりしていたと思います。自分の興味としてはいかがでしたか。
「最初、これをやるまではそこまで関心は高くなかったですが、やっぱり僕もキャリアを重ねてきて、いろいろなものを見れるようになってきて。豊田スタジアムだったり、練習場に来る子どもたちだったり、そういう子たちに夢を与えられたりするっていうのはひとつ、僕たちの職業としてはありますけど、サッカー選手としての社会的意義だったり、そういうものを活かせる活動というか。こう、僕らが行くだけで、喜んでくれるじゃないですか。今日の子どもたちも。そういうのを見ると、やっぱりこういう活動がすごく大事だなっていうのは改めて感じました」

Q:部屋にはいろいろな装飾もあり、歓迎されました。実際に触れ合ってみて、反応など見てどうでしたか。
「いや、ほんとに単純に、喜んでくれるのが嬉しかったです。彼らのちょっとでも良くなる希望とか、良くなりたいっていうところのひとつの活力になれたらなと、なれたらいいなとは思いましたね」

Q:ここ最近、たとえば豊田スタジアムでの試合で病人が出た時の「自分にも娘がいて」という発言だったり、砂森選手の件のSNSの拡散であったりを見て、中谷選手の興味の高まりを感じたりもしていたのですが。
「いや、やっぱり自分に子どもができてからは、よりそういうことを身近に感じるし、今日も小さな子たちがいて、ああいう子たちを見ると本当に、こういう活動に意味があるなっていうのは思いました。そこは興味というか、大事だなって。自分の持っているものをこういうところに生かしたいなっていうところ、生かさなきゃいけないなっていう使命感じゃないですけど、そういう方が強いかなと思います」

赤ちゃんを抱くお母さんと会話する中谷進之介。その目は優しさに満ちていた。

Q:今日、子どもたちと少し喋ったところもあったと思いますが、印象に残ったことなどありますか。
「いや、みんな緊張していたので、向こうからガンガン来る感じはなかったですけど(笑)。でも彼らの戦っている姿を見て、僕も頑張ろうと思ったのは、ひとつありましたね」

Q:そういう元気をもらいに来たところも?
「いや、ないです、ないです。僕はほんとに”与えよう”じゃないですけど、そういう気持ちで来たんです。でもやっぱり小学校訪問とかでもそうですけど、結局はこっちが頑張ろうと思わせてくれる機会になるんだなっていうのを、改めて感じさせてくれましたね」

Q:チームメイトとも今後はこういったことを話していきたいですか。
「今日も行く時に何人かには言ってから来ましたし、次回また来る時に、今度はもっといろいろな選手を連れてこられたらいいのかな。そう思います」

Q:タイトル獲得がやっぱり子どもたちが一番喜ぶのではないかと思いますが。
「うん、そうですね。 だから、勝たなきゃいけない。やっぱり勝っていればみんな幸せになるし、それから僕らもこういうところに来れば、『あのテレビで見ていた選手』がこういうところに来る。それが子どもたちも一番嬉しいと思うので。テレビで取り上げてもらうためにはやっぱり勝たなきゃいけないし、そういうことも含めてグラウンドでやれることと、こうやってグラウンドの外でもできることがあるっていうのを、また今日改めて気づかされました。両方やっていきたいなと思います」

Q:今後もこういった活動は意識していきたいなって思いますか。
「ありますね。いろいろな子どもたちがいると思いますし、病気じゃなくても、たとえば経済的に困っている子どもたちとかもいると思う。そういう子たちの手助けもできたらいいですし、いろいろと、幅広く活動できるのが一番いいんじゃないかなと思います」

reported by 今井雄一朗

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