赤鯱新報

石橋郁弥「今日はほんとに意識も高く集中してやってくれたので、あとは自分が点を取るだけです」

■高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 WEST 第9節
2023年06月25日 11:00 KickOff/トヨタスポーツセンター(天然芝)
名古屋グランパスU18 0-0 ヴィッセル神戸U-18
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石橋郁弥
〇石橋郁弥選手
Q:今日はなかなか石橋選手のところまでボールが来ない時間帯もあり、焦れるところもあったと思います。試合を通してどう考えながらプレーしていましたか。
「まず第一として、どうやって自分の形でボールを受けるかっていうところは、周りを使って、よく相手を見て考えていたんです。そこでボールが来ないからといって焦ってプレーすると、どんどん沈んでいくと思うので、ボールが来なくてもメンタルは平常心を保ってよく周りと味方、そのスペースを見て。相手の薄いところを見てプレーしようという感じでした」

Q:このところは公式戦で得点を量産していましたが、自分への警戒心は感じましたか。
「最初に持った時にDFが2枚で来ているなと感じたんですけど、でもそのぶん相手には空くところができると思うので。そこは見て、相手の得意なところで勝負しないようにっていうのは考えてやってました」

Q:序盤にはカットインシュートが数本ありました。感触としては良かったですか。
「はい、最初は。でも、もっとインパクトのあるシュートを打てたらなと思いました」

Q:ポジション的にも前線の組み合わせによる違いを感じやすいと思いますが、今日の組み合わせの中ではどうやって攻撃していこうと思っていたのですか。
「最初は自分が対面の相手と1対1できると思って、自分が突破して中に良いクロスであったり、カットインして自分がシュートしたらいいと思っていたんです。でも、相手が2枚来るというところもあって、FWには距離を近くしてもらって、サイドバックと中盤にも逃げ道作ってもらって、もし自分が仕掛けられない状況でも前進できるようにという風には考えてました」

Q:いつもよりも背後のボールが少ない部分で全体も押し上げにくく、相手も下げられないようなところがありました。
「そこでFWが背後をとらないなら、自分が背後をとって味方のスペースを空けられたらいいなと思っていましたが、自分も足元、足元になっちゃった部分もあったので、そこは味方を使ってあげる、活かしてあげるプレーも次はできたらいいなと思います」

Q:なかなか前に行けない中では中盤として別のアイデアは考えながらプレーできていたのでしょうか。
「はい。いろいろな選択肢はあったんです。ただそこで意思疎通の部分でちょっと噛み合わない部分はあったので。もっとそこは練習から突き詰めてやっていきたいと思います」

Q:守備もはまりきらないところが今日は多かったと思いますが。
「まず、この90分を通して試合の中でどこかを変えられたら良かったんですけど。そこでなかなか変えられずに、相手に簡単に前進させてしまったので。そこでもより後ろの声を聞いたり、何かスパイスを加えて変えられていたらと思いました。そこはミスしても良いので、変化を与えられたら良かったと思います」

Q:今日のような下級生もメンバーに多いチーム構成の中では、やはり3年生の自分が引っ張る気持ちも強くなると思います。
「FWというか前線4枚が、自分以外全員1年というところが今日はあって、そこで自分がチームを前進させて、自分が一番どんどん大胆に仕掛けてチャレンジすることで、ミスしてもいいからそういう姿を試合に出ている1年生に見せることでと思っていました。自分も2年生の時のプレミアリーグはほんとに緊張したので、いま試合に出ている1年生の気持ちはよくわかります。そういった時に、自分の時は3年生たちが思いっきりプレーさせてくれたので、次は自分がその番です。だから自分がまずはミスしてもいいから大胆なプレーをすることで、1年も『ミスしてもいいんだな』って、思いっきりプレーさせられるようにということを意識してました」

Q:今日のこの0-0というスコアと試合内容を合わせて考えた時に、試合結果はどういう風に感じますか。
「得点が0点に終わったことはFW、前線としての自分の責任だと思っているので。そこはしっかりシュート本数を増やして、シュートの質も上げて、次は必ず1点もぎ取って。後ろの選手も最後の最後で決められることが多くて、クリーンシートで終わるゲームがなかなかない中で、今日はほんとに意識も高く集中してやってくれたので、あとは自分が点を取るだけです」

reported by 今井雄一朗

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