【赤鯱短信】ようやくたどり着いた“半分”という場所。貫く男、重廣卓也の復帰はここから加速する。
重廣卓也は孤独な闘いを続けていた。根っからの陽気な男で、いつも誰かと持ち前のマシンガントークを炸裂させているイメージばかりがあったが、3月15日の負傷から我々の前に久々に姿を見せた5月22日までの約2ヵ月間の中で、彼は真の意味での“リセット”を余儀なくされ、負傷とも不安とも闘っていたのだ。対人含め全体練習にしっかりと復帰したのは6月3日。とにかく楽しそうにプレーする重廣の姿からは、まるで想像のつかないリハビリの日々は、ケガとの戦いも多かった彼のキャリアの中でも、さらにイレギュラーな難しさがいくつもあった。
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