赤鯱新報

【赤鯱短信】貴田遼河の爽快な自信満々。生粋のストライカーは真っ直ぐにゴールを狙う。

貴田遼河
ストライカーだな、と改めて思った。究極のところで言えば得点のみが彼らの評価基準であり、その上で様々な“仕事”が近代、そして現代のフットボールにおいてはプラスアルファからクオリティとして求められるようになってきた。それは例えば永井謙佑や酒井宣福のようなハードワークであったり、守備への貢献度という形で起用に関わる要素にもなってきたわけだが、そうした選手ですら得点の有無であれやこれやと注文をつけられる。試合に勝っていても不満を突き付けられるのは、DFにとっての失点に対する許容範囲よりも、あるいはFWが点を取っていないことの方が大きいかもしれない。前置きが長くなったが、今回の主役である17歳の高校3年生はその点で生粋のFWだなと思ったのである。彼はどこまで行っても、得点を出発点に自分を考えている。

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