【赤鯱短信】仕掛けて、求め続けるドリブラー。甲田英將の“今”に詰まった数々のチャレンジ。
悩める19歳は今日も試行錯誤を繰り返している。本人にとってみればそれは楽しくもあり、苦しい部分の方が多いかもしれないが、こうして観ている側としてはその壁を突き破った先への期待もより大きくはなる。甲田英將の現在地を思う時、“三歩進んで二歩下がる”という言葉がいつも頭の中をよぎって仕方ない。
着実な成長、修正点の改善というところだけにフォーカスすれば、甲田は1年前と比べてかなり変わったと思う。プロになって最初の課題だったフィジカル面についても体幹はかなり太くなり、その副産物としてドリブルにも力強さは増した。ディフェンス面についても意識そのものが変わり、ウイングバックでの起用に耐えるところまでは進んできている。両足を器用に操るシュートのレベルも上がり、少なくともトレーニングではネットを揺らす回数も少なくない。それでも、成長がそのまま活躍につながるほど甘くないのがプロの舞台だ。
たとえば、直近の出場機会だった5月3日の神戸戦もそうだった。
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