赤鯱新報

【名古屋vs神戸】レビュー:“40000”の地響きに心揺さぶられ、執念を実らせた土壇場のドロー劇。この幸運、次に生かさない手はない。

■明治安田生命J1リーグ 第11節
5月3日(水)名古屋 2-2 神戸(15:03KICK OFF/豊田ス/40,789人)
得点者:11’大迫勇也(神戸)60’佐々木大樹(神戸)73’キャスパーユンカー(名古屋)90+8’藤井陽也(名古屋)
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危うく“完敗”と言わざるを得ない試合になるところを、寸でのところで振り出しにまでは戻してみせた。首位を相手に2点を先制され、終了間際に追いついたのは大きな結果だ。かと言ってそれを「終わり良ければ」と一件落着させてはいけない気もする。なぜ完敗の空気が流れるピッチ上になってしまったのか、目論見はいかにして外されてしまったのか、どうしてここまで苦戦したのか。追いつくだけの反撃力を見せたチームは正当に評価されるべきだが、よくやったとするだけでは上位を争う立場が陰る。40789人の大観衆は沸きに沸いたが、ギリギリまで負けていたという状況と2つの得点による盛り上がりだけではもったいない。

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