赤鯱新報

杉浦駿吾「まだまだ高められるところはある。より自分の強みを出して、その後に結果がついてくるって考えてやっていきたい」【U-18プレミアWESTvs大津高戦】試合後の選手コメント

■高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 WEST 第4節
4月23日(日)名古屋グランパスU-18 2-2 大津高校(11:00KICK OFF/トヨタスポーツセンター)
得点者:13分 那須奏輔(名古屋)、70分杉浦駿吾(名古屋)、57分 稲田翼(大津)、90+1分 碇明日麻(大津)
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〇杉浦駿吾選手

Q:後半の1得点プラス、ほぼ先制点も杉浦選手、という活躍でしたが、まずこの90分を振り返っていかがですか。
「自分としては目に見える結果を出せたんですけど、チームとしては勝ちきれなかったので。そこまで個人の結果にだけ目を向けずに、チームとして何で勝ちきれなかったのかっていう風に考えていかないといけないと思います。次の試合は自分が決めきって、チームも勝ちきるっていうところを目標にやっていきたいと思います」

Q:先制点の場面、大田選手からのロングパスというのはやはり練習からしっかり狙っている形でしたか。
「相手が来る前に、(大田)湊真は自分の方をたぶん見てくれていたので、そこのオフとオフのつながりのところでもう相手より優位になれていました。そこで湊真の質の高いロングボールが来て、自分がシュートまで行けたらよかったですけど、ま、(那須)奏輔も来ていたので。そこは練習からやっていることが出てよかったと思います」

Q:ご自身の2点目は右から作って、折り返しを決めました。
「自分はFWやらせてもらっていて、点を取ることが仕事だと思うし、そういったところで試合を通してペナルティエリア内に入っていく回数が多かったので。追加点を取れた、勝ち越しの、1ー1から2ー1にした得点を取れたというのは、ペナに入っていく回数が多かったからこそだと思います」

Q:この時期だからということでは、貴田遼河選手トップで活躍していて、それが刺激になったりとか、「俺も」みたいな気持ちにもなりましたか。
「めちゃくちゃ刺激になっています。リスペクトしていますが、自分も、遼河くんがなれるなら、自分もめちゃくちゃ頑張ればああなれると思うので。そのリスペクトと、自分もそれを追い越すっていう気持ち、その両方があの活躍を見て芽生えました」

Q:そのためにもまずは結果をと。
「そうです。だから今日の試合、形としては遼河くんのポジションに入って、試合に出させてもらっていたので、多少なりとも比較されるところはあるんですけど、自分の強みを出せたので、良かったと思います」

Q:大津高校という相手に対しては、あれだけのサイズもあり、セットプレーという武器もあって。チームとしての対応はどうでしたか。
「相手の攻撃で速さを出させないっていうところは、常にチームとして共有していました。でも最後の失点なんかも先に走られて、相手の速さのある攻撃だったと思うので、そういった速さを出させないところからしっかり自分の守れる範囲を増やしてやっていけていたら、あの失点はなかったと思うんです。でも、起こってしまったことなので、そこはチーム全体で、もう一回自分たちを高めていくことが必要だと思います」

Q:開幕3連勝していたところ、それがストップしたわけですが、まだ無敗は続いてる感覚なのか、一旦流れが止まってしまったという感覚なのか、いかがですか。
「まあ、今は正直勝てなかったことの方がたぶんみんなも考えていると思うんですけど、次の日だったり、火曜日からの練習では、もう全員切り替える。そういうことができるチームだと思うので。そこはあまりネガティブにならず、より自分たちのサッカーを体現できるように、来週からやっていきたいと思います」

Q:磐田戦も今日ものすごく走っていましたね。意識も去年とはワンランク変わったのかなという気がしますが。
「去年は3年生に頼りすぎていた部分もあるし、今年は1節で遼河くんがああいう活躍をしてくれて、その後に遼河くんが抜けて誰がやるのかってなった時に、3年生だけじゃなくて、2年生の自分もそこに名乗り出ていかないと、自分の”上のステージ”というのは勝ち取れないと思うので。チームのためにもそうですけど、自分の一番は自分のためにやるっていう風に考えています」

Q:得点の場面はもちろん、守備のところの成長、走る部分の成長がこの半年ほどで加速していますね。
「自分の強みはボールを持っていないところでも発揮できるので。その強みを出すためにプレーしている結果は、後から結果がついてくる感じだと思っています。まだまだ高められるところはあるんですけど、より自分の強みを出して、その後に結果がついてくるって考えて、次の試合だったり、来週からやっていきたいと思います」

Q:貴田選手も1年生の時はなかなか走れなかったです。杉浦選手も同じような感じになっていますが、彼から得たものは何かありますか。
「遼河くんは去年のシーズンの最初は怪我で試合に出ていなくて、でも終わってみれば遼河くんが助けていた試合は多くあって。そういう姿を見て、やっぱりFWは攻撃だけじゃないし、守備のスイッチにもならないといけないっていうのは、遼河くんだけじゃなく、遠山湧斗くんもすごく自分は見れていたので。そこは気持ちだけでもいけるかなっていう感じです(笑)」

reported by 今井雄一朗

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