【赤鯱短信】成長を続ける藤井陽也。等々力でつかんだ自信は、チームを今度こそ勝たせる力となる。
余談から話し始めるのも何だが、藤井陽也がどんどん大きくなっている。身長ではなく、選手としての存在感である。ピッチ上のプレーもさることながら、我々報道陣に対する受け答えも、シーズン前、開幕当初に比べても段違いに“上達”している感じだ。沖縄キャンプの時でさえ、まだまだ藤井のインタビューには初々しさが残っていた。それが最近は言葉の整理が進んできたのか、状況説明ひとつとっても使う語彙が増えている。大人になったと言えばそれまで、しかしこうした変化はやはり実戦を重ね、場数が増えているからこその自然で重要な変化と言える。
さて本題。試合ごとにポジティブな課題が出て、それを修正するとともに攻守のバリエーションを増やしているチームの中で、最近際立ってきているのが、DFラインからのパスの選択肢増だ。
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