赤鯱新報

【広島vs名古屋】レビュー:鮮烈すぎる6分間の大逆転劇。だが内容にはそれ以上に、収穫多き勝点3に。

■YBCルヴァンカップ グループステージ 第2節
3月26日(日)広島 1-2 名古屋(14:03KICK OFF/Eスタ/8,807人)
得点者:29’川村拓夢(広島)61’森下龍矢(名古屋)63’永井謙佑(名古屋)
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これほどまでに鮮やかな逆転勝利を見るのもなかなか珍しいかもしれない。前半の45分なら名古屋の戦いぶりは“低調だった”と正直に言わなければいけない出来だった。ターレスや甲田英將など試合経験の浅い選手を積極的に起用し、対広島という明確なムーブメントもチームに組み込みながら戦ってはいたが、いかんせんその精度と狙いにパワーが伴わない。主力を投入してからの6分間で一気に試合をひっくり返した流れはそれゆえにスタメンと控えの差を感じさせるようでもあり、しかしそう単純なものでもない。重要なのは何が相手にとって怖いものであったか、そして相手が何を嫌がるのかを表現できたか否かであり、その点で今回のヒーローたちは普段のスタメンを張っているだけの“実力”を示したことにはなる。

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