【赤鯱短信】悩める重廣卓也。反省の先に見える、今季の彼が生きる道。
大反省会だった。8日の公開練習後、重廣卓也に話を聞くと、こちらの想像以上にある意味で彼は“凹んで”いたのである。誤解なきよう書いておくと、落ち込んでいるわけではなく、ショックを受けているようなことでもない。どちらかというと自分に対する不甲斐なさや、文字通りの反省が彼の中にはたっぷりと詰まっていたのだと思う。それが、質問を受けて一気に表現されることになり、文字数にして軽く3000字を超えるコメントにもなった。
それをそのまま掲載しても、弁の立つ重廣だけに十分に読み物としてのボリュームも内容もあるとは思うが、こうした吐露は往々にして攻撃的な響きを持ってしまうこともあるので、そこはしっかりフォローしながらお見せしたいと思う。大前提としてあるのは、彼はいつでも最終的には自分に矢印を向けて話を終えるということ。チームプレー、連係の中にはどうしても対戦相手の影響があり、味方だってミスをするから起きるエラーもある。そうした事実を重廣は、一つひとつ丁寧に思い出しながら自分に起きたことを分析していた。自分らしさの追求と、パフォーマンスの向上、そしてチームへの貢献度。言葉によっては奔放にも見えるが、その生々しさはサッカー選手の闘いを直に感じさせてくれるようでいつも興味深い。
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