赤鯱新報

【クラブニュース】今度は名古屋市内の小学校に長澤和輝と森下龍矢が訪問!子どもたちにパワーをもらい、チームはいざローマ戦へ。

歓待に笑顔がこぼれる長澤和輝。森下龍矢はさすがのノリの良さで早くも子どもたちから歓声が上がる。

本日11月17日、名古屋市立黒石小学校に長澤和輝と森下龍矢が訪問し、ミニゲームやトークで4年生から6年生の希望者34名との交流を楽しんだ。下校時刻後の時間帯ということで、全員参加ということではなく、希望者を募ってのものとなったが、それだけに子どもたちのモチベーションは高かった模様。「応援されているんだなと感じます」という長澤の言葉は一つひとつのリアクションにも表れ、終始賑やかな雰囲気のイベントとなった。

「森下選手は本気でプレーしますので」と宣言したように、全力の声と動きで子どもたちに向き合った森下龍矢。

スタジアムDJばりの先生の盛り上げとともに始まった冒頭のミニゲームでは負傷から復帰した長澤も溌剌としてプレーし、さすがのテクニックも端々に披露。盛り上げ役に徹した森下は子どもたちが喜ぶようにとオーバーアクションも多く、得点を決めた児童は抱き上げての祝福もして体育館を沸かせた。両選手ともに子どもたちのプレーを促すようなことが多く、得点などはなかったが、それでも周囲で見守る児童たちからは何度も歓声が上がり、さすがプロだと誇示もした。

子どもたちに問いかけながら、話を進める長澤和輝。

その後のトークパートでは、15日の仙頭啓矢と藤井陽也の回と同様に「サッカー人生バロメーター」を使っての“講演”となったが、チーム屈指の弁が立つふたりである。「大学の時や、大人になってからの話をしてもちょっと現実味がないかな」(長澤)と、子どもたちに理解しやすい内容になるようにその場でアレンジし、長澤は「チャレンジ」を、それを聞いた森下は「好奇心」をキーワードに、バロメーターはあくまで参考程度に話すように心がけたというから流石の一言。生徒たちとのコール&レスポンスも多く、質問コーナーに入る前から問答を繰り返し、子どもたちに夢を持つこと、挑戦すること、好奇心を大事にすることなど、成長に欠かせないものについてを説いた。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、黒石小学校の生徒たちに花道を作ってもらっての退場となったふたりは「地元の名古屋の小学校を回れるというのは選手にとってもすごくモチベーションになるので、これからもどんどんやっていきたい」(長澤)、「この選手がどういうことをしてきたんだろうというのは少しでもつかんでもらえたと思う。今後グランパスのスタジアムに来てくれた時に、違う楽しみ方を子どもたちができるようになったんじゃないかな」(森下)と満面の笑顔。またミニゲームでプレーした長澤は25日のローマ戦について、「リーグ戦の期間の中でなかなか復帰ができなかったところがあったので、ローマ戦に向けてということで途中からやってきたところもあった。出る出ないはもちろんわからないけど、そこに向けて良い準備をしていきたい」と出場への意欲も見せている。パワーをもらった選手たちは1週間後の今季最終戦に向け意気込みも新た。怒涛のようだったホームタウン、そしてサポーターたちへの“グランパス強化週間”に、チームはまた後押しを感じたに違いない。

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