赤鯱新報

【クラブニュース】仙頭啓矢と藤井陽也が豊田市立東広瀬小学校を訪問!意外なエピソードも飛び出す有意義な授業に。

5年生と6年生約40名が拍手で出迎える中、仙頭啓矢と藤井陽也が体育館に登場。

本日11月15日、豊田市立東広瀬小学校を仙頭啓矢と藤井陽也が訪問し、5年生と6年生約40名を相手にミニゲームやトークで楽しませた。こうした対面での小学校訪問や授業は2019年以来初となり、仙頭は「京都の時以来ですね」、藤井も「1年目の時以来です」と自分たちでも楽しんだ様子。子どもたちもそれは同じで、エキシビションマッチにかつての「ヨロコビプロジェクト」のようなキャリアを振り返っての講義など、プロサッカー選手の心身に触れることで大きな学びを得ていたのはその表情からもよくわかった。

自己紹介を済ませ、生徒たちを見つめる仙頭啓矢と藤井陽也。

先生も交えてのミニゲームから始まった小学校訪問は、サッカー経験者の子どもを見つけると「よし!本気でやる!」と仙頭がいきなり盛り上げ役を買って出た。その言葉通り、藤井と二人でボールを支配し、子どもたちにゴールを譲るようなこともなく、「そろそろ取るか」の号令で得点する横綱相撲。5年生を圧倒し、6年生も圧倒し、本気で喜ぶ様に体育館は沸いた。

おどけた表情で子どもたちを誘い出す仙頭啓矢。さすがの盛り上げ上手である。

試合が終わると汗を拭いながらのトークに突入し、今度は一転して真剣な表情で“授業”を開始する選手たち。それぞれ用意した「サッカー人生バロメーター」に沿って自分のキャリアを振り返りつつ、その時々に考えていたこと、どうやって逆境を跳ねのけたか、何が大事だったかという学びを子どもたちに伝えていった。藤井は「プロになって試合に出られなくなったのが挫折だった」と言い、そこで何ができるかを考えたことが重要だったと熱弁。仙頭は「挫折の多いキャリアだった」という部分から、「だからこそ腐らずにやることを学んだ。大事なのは楽しむこと。それが特徴や個性を伸ばす」と語り、生徒たちもその貴重な経験談に耳を傾ける。

時に楽しげな、時に真剣な答えで場を盛り上げた藤井陽也。かなりトークの腕前も上がってきたのか、それともこれが素か。

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