赤鯱新報

【C大阪vs名古屋】レビュー:示した底力と可能性。彼らの目指す勝ち方とスタイルの表現に、勝点3はきっちりついてきた。

■明治安田生命J1リーグ 第34節
11月5日(土)C大阪 0-1 名古屋(14:00KICK OFF/ヨドコウ/16,896人)
得点者:90+7’相馬勇紀(名古屋)
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終わり良ければ総て良し、を絵に描いたような勝利だった。決して圧倒した試合ではなく、前節のように自分たちの良さを押し出して勝ちに結び付けた展開でもない。どちらかと言えば忍耐を受け入れ好機を探り、粘りに粘って勝点3をもぎ取った100分近い熱戦は、だからこそ今季の名古屋らしくもあった気がする。一筋縄ではいかないシーズンに、思い通りになった試合の方が少なかった。得点力不足に悩み、試行錯誤をし、堅守の質を変容させつつ守備力を維持させ、得た勝点46の価値を今一度確かめる。成績に満足することはできないが、2022年のチームの成長が詰まったような戦いに、勝った事実以外の正しい評価を試みたい。

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