赤鯱新報

【名古屋を見つめる冷静な視点:増川新報】第11回・その3 :広島戦から想像する、ボールの動かし方。

まずは前回からだいぶ間が空いてしまったこと、申し訳ありません。増川さんも多忙のところなかなかスケジュール合わず、という言い訳を編集側からさせていただいた上で、この中断期にはたっぷりと増川さんの視点をお届けしたいと思います。8月から10月初めまでの2ヵ月あまりの期間のなかで、名古屋はどのような試合をし、どのような変化を見せ、どんな姿に増川さんには見えていたのか。取材の中での余談も興味深いものが多かったのでそのままカットせず、いつもよりもボリューム増で第11回の「増川新報」をお楽しみください。

増川新報第11回・その3
広島戦から想像する、ボールの動かし方。

Q:川崎戦の次、広島戦は得点が取れずに引き分けました。
「これこそ決定力不足の試合じゃないかな。それが入らないの、というチャンスはけっこうあった。相手DFラインからかっさらったりもしていたし、相馬が崩しているシーンも多かった。そこが広島戦では勝てていたからね。チャンスはクロスを入れるところでも多かったし、でも外すし…という。GKからしたらガッツポーズものの場面が多かった。永井にしても、あの場所に行ったら止めて大事に行きたい気持ちはわかるけど、ワンタッチで打っていればとも思うしね」

Q:長谷川監督も悩みどころですよね。決めれば、というシーンが作れているだけに。
「もともとFWだからね。そこは難しい。自分が選手じゃなくて監督だからね。じゃあ練習したら入るようになるかって言ったらそういうことでもないし」

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