赤鯱新報

【名古屋vs広島】レビュー:無失点の良さ、無得点の拙さ。30周年の節目に見えた名古屋の現状は。

■明治安田生命J1リーグ 第30節
9月17日(土)名古屋 0-0 広島(19:03KICK OFF/豊田ス/17,082人)
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どうにも名古屋は記念試合には縁がないのか。負けてはいないが勝ってもいない。良く攻めたが1点が遠かった。4回から5回は数えることができた決定機はどれもしっかり“1点もの”のチャンスだったが、決められなければ得点は生まれず、試合は動かない。広島も激しく闘い、1対1の局面ではむしろ名古屋を超える強度を見せ、長谷川健太監督言うところの「闘う戦術」をまさに体現していた。その圧に屈することなく冷静さを保ち、堅実な守備から反撃を狙った試合運びに間違いはなかったが、それだけになおのこと、試合を動かせなかったことに悔いは残る。勝ちたかった、と漏らす選手たちの実感は、“勝てた”という確かな感触だったはずだ。だが勝てなかったところに、終盤戦の課題と彼らが見せるべきものがある。

強豪との連戦となった中2日での戦いに、名古屋は明確な狙いを持たせて挑んできた。

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