【福岡vs名古屋】レビュー:ドタバタ劇からタフでシビアなゲームへと。難しい勝利にはチームの覚悟も見えて。
■明治安田生命J1リーグ 第28節
9月3日(土)福岡 2-3 名古屋(19:03KICK OFF/レベスタ/5,556人)
得点者:2’森下龍矢(名古屋)21’ジョルディクルークス(福岡)24’永井謙佑(名古屋)38’永井謙佑(名古屋)57’平塚悠知(福岡)
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感情的になかなか難しいものがある序盤の展開には参ったものだが、勝ちに値する勝負はしたはずだ。森下龍矢が「いや、これだよね!という」とマスク越しでもわかる会心の笑顔を浮かべたその果敢なる戦いに、福岡もまたハードでタフなゲーム展開で応えてくれた。スポーツマンシップと勝負論の綱引きはいつまでたっても心に残り続けるが、それが名古屋の選手たちの奮闘と、アウェイでの勝点3を何ら貶めるところはない。主語を福岡に変えれば納得のいきにくい判定や局面は多かっただろうが、それも踏まえた上で勝敗はつく。難しい、ややこしい、慌ただしい、いろいろな“面倒くさい”ニュアンスを含む言葉を並べるだけ並べて、その上で勝ちきった名古屋を正しく見定め、相手の奮戦を称えたい。立ち上がりの事象さえなければこれは実にインパクトのある闘いだった。それを忘れずに試合を振り返り、名古屋の姿に目を凝らす。
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