赤鯱新報

【名古屋を見つめる冷静な視点:増川新報】第10回・後編:良かった札幌戦。良かっただけに、難しさも。

2022年も増川隆洋さんに、名古屋を見つめる別視点をご提供いただけることになった。聞けば聞くほどJリーグをしっかり見ているな…と感じる名古屋OBにしてレジェンドの一人に、今季も多くのことを学ばせてもらおうと思う。7月分の試合が題材の今回はやや“ネタ”が古く感じてしまいそうな部分をご容赦いただきつつ、8月頭の大きな変化に連なる部分を厚めに取り上げたいと思う所存。時にちょっとした雑談も入りつつ、先月の名古屋がどんな状態だったかを、いま一度振り返りたいと思います。

増川新報第10回・前編:ボリュームが増した中盤。遅攻を始めたチーム。

増川新報第10回・後編:良かった札幌戦。良かっただけに、難しさも。

Q:清水戦の負けで状況や雰囲気が少し悪くなったところでの川崎戦でしたが、試合が中止になって札幌戦まで期間が空くことになりました。そこまでのトレーニング回数はない中で、新戦力もデビューした試合にはなりましたが。
「札幌戦は良かったと思うけどね。札幌が良くなかったというのももちろんあったんだけど」

Q:コンディションやケガで興梠選手と福森選手を早い時間帯で代えなければいけなかったというのが、札幌にとっては不運でした。
「結果としてその直後に逆転されているわけだしね。難しいな」

Q:興梠選手の存在は大きかったです。
「あいつに収まるとチャンスになったし、代わって出てきたFW、トゥチッチは何をしたのかといえばね」

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