赤鯱新報

【湘南vs名古屋】レビュー:白熱の攻防の末に得点は生まれず、生み出させもせず。耐えて得た勝点1の価値に、今は何を見出すか。

■明治安田生命J1リーグ 第19節
7月2日(土)湘南 0-0 名古屋(19:03KICK OFF/レモンS/8,219人)
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まったくもって素晴らしいタフゲームだった。試合内容はかなりの面で湘南に持っていかれた感も残るが、それをきっちりしのぎきったことはネガティブにとらえる必要のない事実だ。積極的にフットボールをプレーしようとするチーム同士の対戦に、攻守の切り替えは速く、鋭く、果敢な表現の連続となった。攻めた湘南、守って機をうかがった名古屋という見た目の90分間はどちらにとっても手応えと反省にあふれて、8,219人のため息を何度も誘った。紛れもなく良い試合で、足りなかったのは得点ぐらい。もちろんそれが一番重要で、勝利をもたらす文字通りのラストピースだったのだが、どちらにとってもあとはそれだけ、という試合に心は躍った。

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